「リセット」第１３話に、狂気を感じる

　今回のこの作品は、とても狂気あふれる作品でした。
　主人公の黒川智花は、幼い頃ピアノ練習の帰り道、トラックの冷凍庫に閉じこめられた同い年の磯山さやか女を救出していた。10年後、二人は同じ音大に進学していた。黒川智花女は、好きな人もコンクールでの優勝も磯山さやか女の取られてしまった。あの時救わなければ良かったと後悔する黒川女。

ここでリセット
　１０年前、黒川女は磯山女を救うのをやめた。結局数時間後に近所の人によって磯山女は救出されるが、視力を失ってしまう。また、黒川女とは知り合いにはならなかった。

　１０年後、音大に通った黒川女は順調に彼と交際していた。が、ピアノコンクールは他の男に取られた。まあ、それもよしとする黒川女。しかし、磯山女は現れた。視力はなかったが、「外見以外の理由で好きになってくれた女は初めてだ」と、彼を取られてしまう。そこから黒川女の異常行動が始まる。服を磯山女と全く同じ服にする。１日に１００通もメールを送る、そして最後は目を潰してしまう。。。近づくどころか、逃げてしまった彼。

ここで、、リセットしないことを選ぶ。

　視力を失った変わりに、世界的ピアノ奏者となった彼女。だがそれは彼女の母親によって「舞台」や「拍手の音声」などが流され、彼女がピアノ奏者と思い込まされていただけなのであった。哀れな彼女。


うーん、狂気あふれる黒川智花の演技はすごかったです。あと一言、付け加えると、「大人なのに高校生的清楚な感じ」というのが、その狂気さを良く助けていました。