2010年02月08日
「泣かないと決めた日」第二話に、普通の成長ものではダメなのかと思う
前回榮倉女が冷凍倉庫に閉じ込められるところで話が終わりました。今回もいじめは続きますが、いじめというよりはかつての「人間・失格」を思わせる愛憎ものに変わってきました。その一方で、ドジな新人成長ものとしての側面も出てきたりして、製作側の迷いが感じられます。
あらすじ
冷凍倉庫に閉じ込められた榮倉女は、要男によって救われる。今回の件によって、木村女と榮倉女の指導役女は始末書を書かされる。そこで精神の失調具合が垣間見える木村女。一方、杏女の榮倉女への攻撃はさらに激しさを増す。携帯電話のぞきにデートへの邪魔、そして榮倉女に関するうその噂をも流すのであった。
同じ部署の女性たちによるいじめはさらに増す。来年の新入社員を招く催し物をイタリア食品営業部で担当することになったが、担当業務表の榮倉女の担当業務欄に手書きで「案内状発送」を書き加えるのであった。当然案内は内定者に送られない事態になった。急いで案内状を作成し、発送する榮倉女。その日は、要男の母親と会う日であった。藤木男は言う。「内定者とお前の都合と何の関係があるんだ!」案内状は何とか速達で発送するものの、遠距離の内定者には催し前日に届くことになる。そこへ去来する昨年度の出来事、榮倉女もその催しに招かれ、会社のすばらしさを感じていたのであった。手は電話機に伸び、一人ひとりに電話をするのであった。
感想
最後の電話をするくだり、なんだか良かったなあ!ごくごく基本的な仕事とはいえ、「働くことの責任」を描いたところが良かったなあ!主人公を応援する気持ちでいっぱいになりました。このドラマ、いじめを跳ね除ける主人公が描かれるものと思っていますが、第一話ではそのいじめの部分だけが中心に描かれました。このいじめの部分を「先輩社員の厳しい指導」として、その指導から働くことのすばらしさを感じていく主人公というドラマではダメだったのでしょうか???余談ながら、責任を持って働く女性を描いたドラマって少ないですよね。
*木村佳乃さん、ソバージュの髪とこけた頬で、悪女の雰囲気たっぷりです。デビューしたての「NHKの研修医ものドラマ」や「銀狼怪奇ファイル」の頃のフレッシュな感じがなくなってしまいました。いつまでもフレッシュでは仕方がありませんが、あの頃はかわいかったなあ!ま、女優としてはね、悪女も必要でしょう。
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Posted at
2010/02/09 23:06:05
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