2010年02月22日
「泣かないと決めた日」第四話に、古き良き新人指導ものを見る
太陽にほえろ!では、新人刑事が来ると先輩刑事が指導したものでした。最近のドラマは11回程度のサイクルで終わるせいか、そういう展開がありません。そんな中でもこのドラマは、藤木直人男が榮倉女にいろいろ指導します。今回は、その上の上司が榮倉女に対して、印象深い台詞をもって指導します。
あらすじ
前回勃発した「遺伝子組み換え大豆」問題により、舞台の食品輸入商社にはお客様の会社から事実をただす電話が鳴り続けた。そんな中、ぶっきらぼうに対応する男性社員がいて、「問題があると思うなら、あなたのところで試験をすれば良いではないですか」と言って切ってしまう。再びそのお客様から電話がかかり、それを榮倉女が出る。それはおかしいですね、と言うと、「じゃあ、調べに来い」といわれて切れてしまう。
果たして、榮倉女がいる部署は、その会社に商品の引き上げに行くことになる。そこでもいじめが継続し、榮倉女は一人残されてしまう。その会社へたまたま部長が謝罪に訪れたが、結局担当者は現れずに謝罪は出来ず、部長は倉庫を通りかかる。そこへ自社の制服を着た榮倉女に話しかける。榮倉女は部長とは知らず、「私、この会社を辞めようと思っている」と言う。部長は、「たとえ嫌な仕事であっても、それを続けることによって自分は何をすべきかが見えてくる」と諭す。
部長は榮倉女の苦労をねぎらうために、居酒屋へ誘う。そこへ藤木男も合流する。そこでも、部長は榮倉女や藤木男を指導するのであった。
翌日、部長は自殺を図る。自分には何も出来なかったのかと、自責の念に駆られる藤木男。そして要男も同様であった。
感想
今回も台詞に重みがあるなあ。渡辺千穂さんがどこかで聞いてきた台詞とは思いますが、新入社員、そして入社後3ヶ月目くらいの人にも聞かせたい台詞です。今でこそマスコミ関係を志望する人は減っていると聞きますが、自分の仕事とマスコミ関係を比較して、自分の仕事が地味だと考えるのは間違いです。その道その道を極めれば良いのです。マスコミが派手とは言いますが、それはテレビを良く見る学生だから思うのであって、年をとれば芸能人だからどうした!?と思えてきますよ。
ドラマの内容としてはごく普通のつくり(これが難しい)でしたが、台詞には共感した回でした。
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Posted at
2010/03/07 22:48:23
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