「霊能力者　小田霧響子の嘘」第二話に、なかなか良い話と思う

　第一話ではドタバタぶりに「明日から仕事なのに疲れてしまいそう（この翌日は休日ですが）」と挫折を予感させましたが、第二話になって抑えが効いたというか「ちょっと良い話」でもあったため、続けられそうです。

　今回は、予知能力があるとかいうブタと予知対決をすることが題材です。そのブタは、新聞紙をかじって文章（？）をつくり、起こる事件などを予測するというものです。そこの牧場に潜入した石原さとみ女ですが、その予知はでっち上げだと論破します。

飼育係が起こった事件の記事の周りに油を塗り、ブタがその油を舐めて記事をくりぬきます。あらかじめ用意した「何日か前の消印付き封筒」にその記事を入れます。そして封をしてテレビ局に送り、「はい、○日前にブタが事故を予測しました」としていた、ということです。

　しかし、その策略は実は「かわいいブタを食肉にさせまいとする」飼育係が、そのブタとブタをかわいがる女の子を思いやるために起こしていたことでした。そのブタははじめ「地震」の文字をくりぬいたことで「予知能力あり」と食肉にされなかったのですが、その記事の裏側には「ありがとう」という文字があったのでした。ブタは予知能力はありませんでしたが、飼育係と女の子に感謝の気持ちをあらわしていたのでした。

　うーん、ちょっといい話ですね。ウルウル来るほどではありませんが、気持ちが暖かくなります。こういうストーリーのドラマだったら、日曜夜に見たいですね。石原さとみの軽妙な演技も良いですよ。