2011年12月03日
スズキ スイフト(スポーツ) は、一番ユーザーフレンドリーなスポーティーカー
モーターショーには、各社スポーティーモデルが戻りつつあります。その展示の中、あるいはここ数カ月で発表される車のうち、みんカラ内でも関心が高まると思えるのが、
「スイフトスポーツ」
です。
エンジン
エンジンは旧型と同じ型式のM16Aながら、吸排気それぞれに連続可変バルブタイミングを装着し、エンジンのパワーアップを図っています。
外からエンジン音を聞くと、吸気の脈動音などはすっかり消され、軽快な音になっています。個人的にはソレックスキャブを思わせるような吸気音が好きなのですが、加速騒音規制によって現在では難しいそうです。
澄んだエンジン音で、今日のスポーティーカーとはこんなものか、と思わされました。エンジンパワーはほどほどのようで、これも入門スポーツとしては最適だと思います。
トランスミッション
運転していなため、シフトフィーリング程度しかわかりません。ワイヤー式を採用していますが、レバー操作時にフロアへの不快な振動(ゴリゴリ)はさえぎられています。日産のワイヤー式(T12プリメーラの6MT)程度に近づいています。
しかし、レバーを左右に動かすセレクト操作時に、レバー前後方向に作用するシフトワイヤーが曲げられる際に発生する反力により、レバーが円弧を描いて動くかのような不快感があります。
シフトストロークはそれほど短くなく、若干引っかかる印象があります。
ここでの結論として、日産、ホンダにはほんの少し劣りますが、トヨタには勝っています。
ボデー
他社のコンパクトスポーティーカーと比較し、上質な感じがあります。若干ボーイズレーサーよりになっているかもしれません。しかも、乗用車としての実用性も十分あり、ファミリーカーとしても使えれでしょう。この点ではフィットRSと同様ですね。かつて、1600ccのDOHCエンジンを積んだスポーティーセダンやクーペがはやった時代がありました。1990年前後かな?あの頃の「ジェミニ」にも似た、特別な感じがこの車にはあります。
まとめ
スイフト「スポーツ」の名を上げようとし、3ドアにしてサスペンションも硬くして、ということをしなかったのは見事です。ほどほどスポーツと実用性を両立させているところで、この車をこの位置に設定した見識は見事だと思います。この車は、スポーティーカーの入門者として、現代の「KP61」になっているのかもしれません。
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新型車調査 | クルマ
Posted at
2011/12/04 23:57:22
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