
この日は大阪に帰る日でした。横浜のTVK住宅展示場で「クルマでいこう!」の催し物があることを事前に聞いていた私は、少々早く出発をして立ち寄ってみることにしました。
近所の親戚の家にちょっと寄ってさらにオートバックスに寄ってから出発をすると、地元の駅に着いた時間はなんと11時40分頃でした。
親戚の家に寄っている時に気づいたのですが、この日はよく晴れて南西の風が強く吹いていました。毎秒7~8m程度でしょうか。しかも朝方から積雲系の雲が発生していて、大気の下層が温暖湿潤であることがうかがえました。
「これは大変なことになるなあ」
と、うっすら感じていました。
そして車を駐車場に停めて歩き出すと、西の空が異様な状態になっていました。空には、青空、曇り空、白く霞んだ空がありますが、私が第四の空と呼んでいる空模様になっていました。
もし積乱雲が自分の正面にあり、太陽も正面にある場合で積乱雲が太陽光を遮るときは、雲全体が黒く見えます。しかし、雲の位置や大きさ、見ている場所からの距離によって遮らない場合は、雲の頭頂部の傘が影を作ります。そして、雲全体が自分が作る陰に隠れます。この影の部分は、黒でもなければ白くもなく、「青黒い」感じになります。
なお、空気が湿っていて空が青白い時には、さらにこも全体がかすみの中に隠れるので、太陽光を遮る距離に近づくまでこも全体が見えなくなります。
これが、「突然雷雲が来た」と言われる理由です。積乱雲は最短15分で出来たり、寒冷前線に沿って出来る雲は移動速度が速かったりますが、この理由によって「雲が雲隠れ」をしてやってくるのです。
話が雲の説明になってしまいましたが、この日は南からの風と西寄りの風とがぶつかって、南西から北東に広がる、非常に長い積乱雲列が出来ていました。この積乱雲列は、筑波山に至ってさらに発達し、件の竜巻を発生させたのでした。
私は雲から離れて南下し、東京駅から東海道線に乗って横浜に行きました。横浜から会場までは、時間が無かったためにタクシーで移動しました。
会場に着くと、もうトークショーは始まっていました。岡崎五朗さんと藤島知子さんが司会で、スーパーカークラブの方々とのトークをしていました。岡崎さんも藤島さんもプロ、岡崎さんはテレビ登場当初はかなり緊張されていたようですが、もう慣れっこなのですね。
私はフェラーリのエンジンルーム付近に立ち、その後、カウンタック近くの盛り土のところにいました。トークショーの締めくくりは、こういうイベントではおなじみの「Q&A」です。
「Q&A」とはいうものの、テレビやショーでの「Q&A」は、簡単なものではありません。しかも、質問者の自由に質問できる体裁でありながら、実は厳しい要求があります。質問は、質問自体が普遍的で誰もが聞きたいことで、さらに答える方々が笑顔で答えられる、誰もが気持ち良いものでなければなりません。それに、「一番手」というのはなかなか出ず、司会者、スタッフが時間を持て余してしまい、オロオロされてしまうのですよね。関西では、さらに「オチ」や「笑い」を用意しければならないのですが、私は関係ないので、基本に則った質問をしました。
「これだけ高価な車をお持ちなのですから、普段はもったいなくて乗れないのではないでしょうか?年間走行距離は、どのくらいですか?」
が、私の質問です。マイクを持っていらした藤島さんは、私に気づかなかったのか、それとも番組中だからなのか、結構そっけないです。
なんと、2000km/年 の私のコロナよりも走っていらっしゃったと思います。
そんなこんなで会は無事終わり、岡崎さんと藤島さんに、地元のおいしい店の柏餅を差し上げるのでした。藤島さんとは、
メディア対抗ロードスター4時間耐久レース2011や、
ル・ボランカーズミートで、お会いし、私が天気の変化と降水を予想して的中、「短時間予報の男」として認知されたようです。いや、私は気象もそうですが、車側の人なのですよ。
そしてこの日も藤島さんからは今後の天気の変化を聞かれ、前述のごとく「下層湿潤だから、今の快晴に近い晴れは1時間程度しか持たず、その後は雷雨も考えられます。」と申し上げるのでした。そうしたら1時間程度の後に町田付近に積乱雲が発生し、雹まで降らせたのでした。
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会合 | クルマ
Posted at
2012/07/10 00:24:01