「世界（秘）おもしろCMサミット」に、心が温まる

　年末年始は、みなさんご存知のとおり、時間を埋めるための番組が数多く制作されます。ドラマスペシャルやNG大賞、珍プレー好プレーが多かったのですが、ここ最近は過去（といっても、年内）のドラマの再放送が多いのかなあ？？

そんな中、深夜の枠に時間が空いたのか、テレビ朝日系列では「世界（秘）おもしろCMサミット」なる番組を放送していました。ＣＭ大賞は、たしかＴＢＳ系列で年始で放送するはずですが、よほど時間が空いたのでしょう。この局も放送することになりました。

内容は、カンヌ国際広告祭で賞を取った作品を中心に、傑作ＣＭを紹介していきます。スタジオのシーンはなく、まさに急遽製作された感じの番組です。

そこで印象に残ったのは、この作品です。



タイ生命保険会社のＣＭ

昨年、葵プロモーションとかいう映像制作会社のサイトで知ったCMですが、今見ても良いですねえ。父親の娘に対する無償の愛情がよく表れています。短い時間ですが、涙を誘うストーリー仕立てになっています。



アメリカのメキシコ料理チェーン店の「チポトレ」というお店の企業ＣＭ

畜産の工業化に疑問を感じた主人公が、畜産の原点に帰る、という内容のCMになっています。私の家も、昔、養鶏業をしていたことがあり、狭い鶏舎に鶏を詰め込み、餌を食べさせて卵を産ませていた様子に、疑問を感じずにはいられませんでした。

それでも、今外食で食べる卵よりはずっと美味しかったのですから、今の鶏舎は本当にひたすら卵を産ませるだけなのでしょうかね？？

　このＣＭは、食の安全と畜産動物への愛情がよく表れています。アニメーションとして見ても、特に豚の可愛さが特筆ものです。

　時間消化型番組ではありましたが、ギャグCMばかりではなく、心が温まりました。