吉祥寺女性殺人事件に思う

　最近、ファミリー劇場で太陽にほえろ！を見ているため、「情報7days　ニュースキャスター」は、録画をして見ています。

　この日の事件を追う企画では、吉祥寺の女性刺殺事件を取り扱っていました。美容師になることが決まっていた、22歳の女性が殺された事件です。

夜中に一人で歩いていた山田さんは、ルーマニア国籍の17歳の少年と、日本人の少年にナイフで刺され、その傷は肺にまで達していたため、ほぼ即死状態だったそうです。

その少年たちが逃げる様が防犯カメラによって撮影されていました。この二人の犯人は山田さんとは面識がなく、金を奪うことを目的に山田さんを襲ったとのことです。この二人は、家出をしていてマンガ喫茶を寝泊り、金がなくなったので犯行に至ったようです。ただ盗るだけだと騒がれて面倒になるため、殺したと供述しているそうです。

　その昔、海外旅行の際には「わざと盗みやすいところに少額の紙幣を入れておき、その金が盗まれても命を奪われないようにする」よう、海外旅行雑誌に書いてあったと記憶していますが、今の日本にはそんなことも通用しなくなったようです。

　山田さんの写真として、プリクラで目を大きくして撮影したものと、就職のための履歴書に添付したと思われるものがニュースに使われています。まあ、この年齢のおしゃれ好きな女性らしい容貌です。

そして犯人の方は、これまたイメージがよろしくない「ジャージ」姿です。本来はスポーツ、トレーニング用の衣料でしかないジャージですが、ジャージ姿には犯罪色を感じるようになってきました。スポーツ衣料メーカーや販売店のみなさん、ジャージの地位向上運動をはじめないと、会社の業績に影響してくるかもしれませんよ。

私は常々感じているのですが、中央線沿線の都区内は、通勤通学もしやすく、学生や若い人が多いですが、治安も悪いような気がしてなりません。山田さんも好んで吉祥寺に引っ越したそうですが、同じような考えをしている学生や若い社会人は多いと思います。

この事件は、改めて「若者に人気の街や遊んで楽しい街は、命も縮まるかもしれない」ことを感じさせます。

最後に、山田さんのご冥福をお祈りします。