東京海上日動火災保険の社員と会社が争う！？

　この日の新聞を読んでいると、少々気になる記事がありました。なんでも、東京海上日動火災保険の現役社員が会社を訴えたとの記事です。何年か前に、保険会社が特約などの支払いを案内せず、支払っていなかった件に関する騒動のようです。

この社員は当時、上司の指示に従って「加入者からは保険金の請求がない限り支払わないこと」という指示を受け、その通りに行動したということです。しかし、いざ支払い漏れ問題が世の中で叫ばれるようになると、会社はこの社員が行ったことにしてこの社員を降格、不利な立場にされたとのことです。

これに対して会社は、「全面的に争うつもりだ」と、徹底抗戦の構え、という記事でした。


　記事にはこれしか書いていませんので、もしかすると社員はモンスター社員かもしれませんし、この社員が言っていることが正しく、会社はとかげの尻尾切りをしたのかもしれません。いずれにせよ、新聞記事だけで事実をすべて判断することは無理です。


ただ、訴訟関係の記事ですと、
「訴状を見ていない（おそらく、「見ていても」、ね）のでコメントできない。」
「これまで話し合いを続けてきたが、残念な結果になった。引き続き、話し合いを進めたい。」
といった、もうちょっと穏便なコメントになるところ、徹底抗戦とはねえ。

もちろん、これは会社と社員の問題で、会社の内紛です。保険の契約者と会社、一契約者として保険金を請求する場合のこととは、何の関係もないかもしれないのですがねえ。

会社はなぜこんなにムキになるのだろうか、と訝しげな気分になってしまいました。