夏もそろそろ終わりですし、納涼の心霊番組が放送されています。私は小さい頃からこういう番組が大好きで、「お昼のワイドショー あなたの知らない世界」などは、祖母の後ろに隠れながら見ていたものです。
物理の法則からいって幽霊はいないと思いますが、親戚や肉親、ペットを少しずつ亡くすうちに、「あの世があって、自分が死んだらまた出会いたい」と思う気持ちが、信じさせるのでしょうかね。しかし、そんな私に、周囲の人は冷たい言葉を投げかけるのです。
不動産の仕事をしていた人
よく、「アパートを借りたら事故物件(自殺、殺人、腐乱死体など)で、そこに幽霊が出る」話があります。ドラマ中では「実は事故物件で、」と結末が描かれますが、
・不動産仲介業が事故物件であることを偽って仲介した場合、重大な違反として取り扱われ、会社にとって全く良いことがない
・収入が低いお年寄りなど、事故物件を選んで借りる人が多く、実は引く手あまたである。そして借りても借りた人がすぐに出ることはない。
・特殊清掃業者がすべての内装を取り払い、跡が残ることがない
とのことです。
病院に勤務していた人
夜中の病院で入院患者の容態が急変し、看護師が体から浮き出たり歩き回る幽霊を見るシーンもあります。
・そもそも、容態が急変しやすい患者がいるのに医師がいないことがない
・看護師が患者の容態変化を知り、医師にも家族にも伝えないことがない
まあ、当然ですよね、親族がそうなったり自分がそうなった時に、医師がいなかったり看護師が肉体から浮き出る幽霊をただ見ているだけの病院には入院したくないものです。
仕事上、焼死体をたくさん見る人
・何も起こらないと言っています。
100歳近いお年寄り
・何も経験していないと言っています。
何でもかんでも事実関係や整合性を取る必要はありませんが、いつの頃からかこの辺の設定が甘い心霊ものが増えてきました。まあ、合成心霊写真で「霊が」と言ってしまう人が出てきた以上、やはり幽霊はいないのかもしれません。
そうそう、まだ土葬だった頃の墓を掘り返し、それでも何も起こらなかったが、住職には怒られた、という人もいます。ただしその時期、遺体のリンが燃えて飛んでいく様子を見た、という人はいます。
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Posted at
2017/08/19 22:05:24