
この日突然報道された「沢尻エリカ容疑者、合成麻薬所持」の逮捕報道に対して、色々な局が特別報道をしておりました。TBSは、新情報7daysニュースキャスターにて、2013年の沢尻エリカ容疑者の姿を映していました。
沢尻エリカ容疑者のことはさておき、その姿に2013年が遠くなったことを強く感じました。2013年と言えば6年前ですが、その6年前の2007年や、さらに6年前の2001年と比較しても、2013年から2019年にかけての変化が大きく感じます。多くの場合は、時間の経過を感じさせる連続性を感じるものですが、この6年は断絶ともいうほどの変化を感じています。
その写真をここに掲示します。
1.体形を良く出すタイトな服
11月の映像ですので、屋外ではコートを羽織っていました。そのコートを脱いだ姿がこちらです。Tシャツ(ただし、起毛でいかにも高価そうな仕立て)で、首の部分はVネック、袖も短く、女性向けTシャツ特有の縫製です。タイトで体のラインを出し、肌の露出も多いなど、女性であることを前面に押し出しています。こういうシャツは、最近見なくなりました。なお、デニムもタイトで、これまた体のラインを良く出しています。
2.存在をはっきり訴えるベルト
バックルこそ目立ちませんが、していることをはっきり訴えているベルトです。ベルトが目立つと体を上下に分断するので、足の短さが目立たなくなります。また、デニムも引き締まって見えます。
3.タイトなデニムと乗馬スタイル
この頃もデニムはタイトでスキニーであり、股上も浅かったものです。裾をブーツに入れることで脚を分断、脚を長く見せる効果を得ています。まあ、ブーツが起毛で高額そうであることが、実際に街を歩いていた人と異なるのですが、効果はほぼ同じです。
4.全体
この6年前は倖田來未の「エロかわいい、エロかっこいい」の時代でした。若槻千夏を中心とした「ギャル」文化が成熟していた時期で、今回の沢尻エリカの服装もその延長線上にありました。
またその6年前は、サーフファッションが流行っていました。PICOというブランドのTシャツが流行っていました。サイズが小さいそのシャツに、デニムは股上が浅く、ブーツカットでした。
さらに6年前は「アムラー」登場の年で、デニムはそれほど流行ってはいませんでしたが、Tシャツは今回の写真のように、著しく小型のものを着る風潮が始まっていました。
すなわち、今回の沢尻エリカ容疑者の服装は、18年前からの連続性を想起させるものでした。
5.今年は?
もうデニムが衰退して、3年がたつでしょうか?デニムではない綿などのズボンは、「真面目君スタイル」とでも言いましょうか、長く忌み嫌われていました。それが、2016年頃からはっきりとデニムに不利になっていったようです。
これまでも、プレバブルの1988年頃からバブル終わりの1994年の間は、デニム受難の年でした。1977年頃から1984年頃も、決して主流の服ではなかったようです。
去年から今年の女性の服というと、スカートスタイルが完全に復帰し、去年はからし色、今年の夏は赤紫色の、ロングで比較的幅広なものが流行っていました。上もスカートのエレガントさに合わせて、デザインされたボタンのシャツが主流だったようです。もう、倖田來未も安室奈美恵も、まったくその姿を残していません。
2013年から2019年前での間に起ったのは大きな災害です。2011年に発生した東日本大震災をきっかけとした各種の天災が、少しずつ多くの人に影響を及ぼしていったのでしょうね。ただ、私は現在の女性の服装よりも、これまでの方がより活発で健康そうな感じがして、好みです。
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Posted at
2019/11/17 21:59:29