2007年09月16日
私はガンダムが好きではありません
ガンダムを楽しんでいらっしゃる方が多い中、あえて「こんな人間もいるんですよ」というために書いてみました。もちろん「世代」ですから、映画は三部作見ましたし、朝早くおもちゃ屋に行ってプラモデルも買いました。そのあとのガンダムは、、、Zとやらの第一話で挫折し、以降、誰かの逆襲とかAとかVとかシードとかあるらしい、というのは小耳に挟んでいます。
初代ガンダム本放送頃
この前の番組「ダイターン3」は、結構友達の間でも流行っていましたので、よく見ていました。その流れでこの第一回も見ました。どこで挫折したかというと、次の点です。
・足が白くて細い
なんだかバレリーナが頭に浮かび、それまでの足が太いか、少なくとも濃い色でたくましい様に慣れていたので、ガンダムの白くて細い足は、男のバレリーナを見ているようで、生理的に受け付けませんでした。
・話が途中で始まる
話が始まる前に、シャアのザクがたくさんのザクを連れて画面に向かってくるシーンや、コロニーが落ちるシーンがありますよね?そのシーンはなぜ描かれなかったのでしょうか??初回から見ているのに、話が途中で始まるということにとまどい、「これはどこか他の時間から移動してきたアニメ?」と取り残された気分になりました。
・シャアの服が赤い
幼い頃、赤=女 でしたので、当時シャアはちょっとアレでしたね。
・無国籍
マジンガーシリーズ、ゲッターシリーズ、鋼鉄ジーグとも、富士山近くの日本で繰り広げられるお話というのは、画面で見て取れます。宇宙戦艦ヤマトの船そのものも、明らかに日本で作られましたよね?ガンダムはなんだか無国籍で、なじめませんでした。セイラさんやミライさんが使う、「○○でよくってよ」とかいう言い回しも、なんだか「変」で、受け付けませんでした。
その後3年ほどたち、クラスの中でお兄さんがいる人がガンダムについて騒ぎ出しました。再放送も何度もされていましたので、見ることになりました。「ザンジバル追撃」と「強行突破作戦」でした。そして、その次の回で挫折しました。
・艦隊戦がない
まあ、ロボットのお話ですので戦艦は脇役に回るのですが、宇宙戦艦ヤマトを見慣れていた私にとっては、主砲が一門しかないとか、戦艦同士が対峙して撃ち合うシーンがあまり描かれないのが馴染めませんでしたね。
・その次の回
前々記憶にありませんが、サイド6に入るのでしたっけ?戦争なのに平和な風景に戸惑いを覚えました。余談ですが、何かの本でコンスコンが席から崩れる姿に「コンスコンは無能な男であった」と書かれていたのが強烈な印象でしたね。
その次の再放送では、もうクラスはもちろん全国的に大流行でしたので、全部見ましたね。プラモデルを買ったのもこの頃です。でも、どちらかというと流行に着いていくためで、あまり自分の意思はなかったような気がします。
・ガンダムが強すぎる
遠く離れたところから、ビームでズギューン、敵の銃器も刀も受け付けない、ではちょっと強すぎました。パンチやキックがないのも、どうも。。。
初回の翌年に放送された「太陽の使者 鉄人28号」は当時夢中で見たのですが、敵に羽交い絞めにされて苦しんだり、腕や足がもげたりで結構苦戦していました。マジンガーやジーグにもそんなシーンがありましたね。このときの主人公の苦しみ方や関節がこすれる音に、「感情移入」しまして、その後逆転する描写に爽快感を覚えました。ガンダムはそれがなかったので、「冷たく」感じました。
・人情話がない
永井豪作品では、けっこうこの人情話があるんですよね。動物や体が不自由な子などと主人公の感情が交錯する話です。ガンダムではククルスドアンや母との再会のようなお話ね。これがどうにも少なくて、人間味を感じませんでした。
・ギャグメーカーの存在
マジンガーのボス・ヌケ・ムチャや、ジーグのドンとパンチョのようなギャグメーカーは、子供にとっては自分に近い存在に感じ、応援したくなるんですよね。そういう人がいないのが残念でした。
映画版やZの頃
マクロスの影響があったのか、ミサイルが縦横無尽に飛び回ったり、噴射孔がたくさん付いたりと、どんどん昔のロボットものから遠ざかってしまいましたね。そんな様子に「もう着いていけない」となってしまい、その後シードのある回を除いて一切見ることはありませんでした。
シード
玉置成実のシードの曲が売れる、とかで、試しに一回見てみました。3D映像は一瞬感動しましたが、すぐに飽きました。70年代の作品は、力強い鉛筆の線と、迫力ある描画で勢いがありましたが、シードの絵柄はなんだか安直にPCを利用しすぎているようで、、、好きになれませんでした。あと、人物の絵柄もどうしても馴染めませんでした。しかも、、、女性と「ガンダム」が多すぎませんか??
そんなわけで、ガンダムが好きでないその理由を色々書いてみました。我ながら、70年代のロボット作品が好きなんだなあ、ということを再確認しました。
今後ともガンダムは見ないでしょうが、好きな方がいてももちろんよいとおもいます。「ガンダム効果」という言葉があるくらいですしね。
ブログ一覧 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2007/09/17 00:53:10
今、あなたにおすすめ