
そして、中古車情報誌が発売される3月19日か20日になりました。私は確か予めSM社に休むかもしれない旨のお願いをしていたと思いますので、まず近所のコンビニエンスストアに行って中古車情報誌を購入しました。
すぐにシャレード、コロナ、カリーナ、カローラ、スプリンター、ブルーバードの目次欄を調べると「コロナ 1980年式」の表記がありました。2ドアであることが少々残念でしたが、1980年式は直立ノーズの前期型とスラントノーズに異型ヘッドライトの後期型があります。私の希望は前期型一択であったために祈りつつページをめくると、前期型だったのでした。
そしてコロナ以外の車種を見ると、シャレードのGT-XXも適切な価格であります。何ともまあ、良さそうな物件が同時に重なるとは、とあきれてしまいました。
あきれていても話が進みませんので、さっそくやや遠いところのシャレードのお店とコロナのお店に電話をします。何と交通費がありませんでしたので、祝日が休みだった父に電車賃を借り、まず昼過ぎにシャレードを見ます。有力中古車販売店でしたので品質もサービスも良さそうです。しかし、ダッシュボードの中央上部には追加メーターを装着していたかのようなねじ穴が空けられており、ラジオもついていません。穴はパテか何かで埋められそうでしたが、ラジオは高額そうでした。当時の私はカーアクセサリーの事情には大変鈍く、10万円くらいはかかるのではないかと勝手に思い込み、気持ちが落ち込むのでした。
このお店で見積書をもらい、コロナのお店に向かいます。なんと、自宅最寄り駅を挟んでシャレードのお店は北東方向、コロナのお店は西と、自宅最寄り駅を通過していかなければならないのです。現在のダイヤですが、時間にして1時間40分はかかるようです。
コロナのお店に着く頃には、春分の日とはいえ真っ暗になってしまいました。特に旧車を見るのに夜というのは良くないのですが、コロナはエンジンを始動させてくれました。同時に二代目マークⅡのGSSもあり、こちらはソレックスキャブであることが最大の特徴でした。マークⅡは補助電源で救援してもスターターモーターが作動せず、しかもシートが破れていました。その点からも、マークⅡは候補から落とし、コロナの方を優先します。
プレハブの店内で商談をします。コロナの方は「従業員の知人が買いたい」と言っているとのことで、従業員の方は
「え~、あのコロナ載せちゃったんですか?友達が買いたいって言っているのに。」
と社長に食って掛かります。いつまでたってもお金を払わないので、このお店の社長がしびれを切らして中古車情報誌に載せたとのことです。そのためか、その従業員の方の見積もりは、
「見積もりっていうより、どれくらいかかるか分かれば良いんでしょ?」
と、チラシの裏に書くなど、ぶっきらぼうな対応です。まあ、私としても1万円程度の誤差は気にしません。
帰りの電車内、そして帰宅してから悩むのですが、
以前書いたように「シャレードはまた乗れる機会があるかもしれないけれど、コロナはこれが最後かもしれない」と、コロナに決定、お店に電話をしたのでした。
Posted at 2025/08/31 18:43:38 | |
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