
この日は、連休3日目ということもあり、渋滞は予想されたものの翌日が休日ということもあり、ドライブに出かけました。あまり近すぎても面白くないので、数年ぶりの親孝行を兼ねて、行ったことがないという美ヶ原へ行ってまいりました。
祝日、かつ連休、さらにGOTOキャンペーン開始ということもあり、道路は県内で渋滞が始まりました。渋滞しても高速道路ならより進むと考え、途中から高速道路を選択しました。しかし、高速道路もノロノロ、時折停車運転が続いていましたが、県のはずれの辺りから空いてきました。そこからは、時速90km程度の速度で走行できました。
高速道路を乗り換え、サービスエリアで遅い昼食をとりました。名物弁当でしたが、昔とは比べ物にならないくらいおいしくなっていました。さらに進路を目的地にとり、最寄りのインターチェンジに到着したのは午後3時に近い頃でした。
そこから、いつものドライブ経路とは反対方向に通っていきます。ところどころ見覚えがある建物がありましたが、約10年前に見つけた古いエルフと工場は、跡形もなくなくなっていたようです。
さらに進路を美ヶ原に取ります。いつもは下っている道を今回は登ります。エンジンブレーキを積極的に使用しないとぼっくりするほど速度が上がる道は、なかなかオーバードライブに入らない登り坂となっていました。
さらに美ヶ原に直通する登り坂は本当に急こう配で、2速ではパワー不足、Lレンジにする必要がありました。Lレンジで回転数を上げて2レンジにシフトすれば速度は上がるのでしょうが、親孝行ドライブ、かつ、風景を楽しむ側面もありますから、後続車にどんどん道を譲り、のんびりLレンジと2レンジのマニュアルシフト操作をしながら登っていきました。
美ヶ原美術館に到着したのは、午後4時30分頃でした。寒いのなんの。1700mを超える標高で晴れでしたから、地上から17℃も低い計算になります。10℃を下回っていたことでしょう。レストハウスによってお土産を購入し、先に進みます。
レストハウス以降の、各高原を結ぶワインディングロードが、試験の本番です。直進時は、路面の突起やうねりを程よくいなします。少し柔らかさを感じる乗り心地です。コーナーに入ると、ロールが途中で抑えられ、フロントタイヤが路面をよくつかんでいることが伝わってきます。
サスペンションスプリングを交換する前は、こうはいきませんでした。当時はまるで前輪がつま先立ちになっているようで、コーナーリング中の前輪が信用できませんでした。しかし、ローダウンサスペンションでは、フロントタイヤが予めネガティブキャンバーになっているからか、コーナーではタイヤ変形分を含めて、タイヤのトレッド面全体で路面に接しているような印象でした。
この印象は速度を上げても一緒で、非常に安心してステアリングを操作できました。乗り心地の点では、荒れた路面で硬いハーシュネスを感じてしまい、その点ではノーマルサスペンションにモンローのショックアブソーバーの方が「奥が深い」乗り心地で、より乗用車的でした。どちらが良いかは好みで、バランスの上ではノーマルサスペンションにモンロー、走りの車としてはダウンサスペンションにSRスペシャル、という印象です。ノーマルサスペンションにSRスペシャルや、ダウンサスペンションにモンローの組み合わせだとどうなったか、興味津々です。いずれの場合も、ノーマルサスペンションにノーマルショックアブソーバ、スタビライザーなしは、全く論外、乗り心地でも操縦性でも、お話しにならないほどひどい、低速・老人仕様です。
白樺湖を超えて山を下る頃にはすっかり日が暮れ、東京よりのインターチェンジから高速道路に乗りました。十数kmは快適に走れましたが、途中から大渋滞に巻き込まれました。ノロノロ、時折停車状態が続きましたので、今度はLレンジとNレンジを切り替えながら、停車時と短い降坂時はNレンジ、それ以外はLまたはDレンジで走行し、エンジンは1回しか停止しませんでした。
都内に入る頃に日付が変わり、渋滞を抜けました。高速道路を乗り換え、自宅まで「遠回り」で向かいます。ここは時速100kmまで上げることが出来ました。速度を上げるほど静かになり、直進性が増すことを感じました。各種の空力パーツや静穏策が効果を発揮したものと推察されます。
以上、これまで手をかけてきた策の効果を十分に発揮し、ドライバーズカーとして乗りやすい車に仕上がっていたことを確認できました。走行距離は517.7km、燃料は36.56リットルを消費し、燃費は14.16km/リットルとなりました。これまでの真夏の試験ドライブでは、16.7km/リットルを記録しています。試験ドライブと比較すると長時間渋滞に巻き込まれたものの、この燃費は優秀な方だと感じます。
Posted at 2020/09/25 18:53:57 | |
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