
結局コロナを購入した私ですが、車の選択には紆余曲折がありました。長期的な選択は
こちら、貯金が十分、かつ、そろそろ車を購入しなければならなくなってからのことは、
こちらに書いていますので、よろしければご覧になってください。
実際に車を購入するのではなく、あれこれ思いを馳せている時期が一番楽しいものです。すでに「間違いだらけのクルマ選び」誌で各車種のことは頭に入っておりましたが、掃除部の合宿に参加して上級生が走る様子を見ると、少々考えを改める必要が出てきました。
・スポーツ走行をするためには、ある程度エンジン出力に余裕があった方が良いこと
・サスペンションや駆動系を改造するためには、モータースポーツベースとしてメジャーな車種である必要があること
・もちろん、現実的に購入できる価格帯の車であること
などです。
そこで、これまでの時期に検討していた、
・いすゞ ジェミニ(FWDモデル)
・ダイハツ アプローズ
は、候補から落としました。
また、空いた時間には上級生に車種選びの話をします。そこで日産 マーチ(初代前期型の自然吸気エンジン車、機械式LSD付き、ラリー・ダート仕様)に乗っている練馬さんからは、こんな話を聞きました。
「そもそもエンジンパワーがある車だと、練習していて危ないだろ。エンジンパワーがないから安全にテクニックを学べるし、遅い車を遅くならないように走らせることで、無駄がない走りができるようになるんだ。そして遅い車で「もうこれ以上はタイムを縮められない」ようになったら、それよりも速い車に乗り換えるんだ。」
私はそれまで、練馬さんは「より上級生の人に騙されて自然吸気エンジンのマーチを買わされた」とばかり思っていましたが、このドラテク哲学ともいえる考えに、気持ちが動かされたのでした。
さらに、練馬さんよりも上級生でモータースポーツ指向ではない、1300cc改1500ccのスターレット(KP61型)に乗っている、角川さんという方にも尋ねます。
「そんなにお金をためて、200馬力近いエンジンパワーの車にでも乗ろうと思っているの?そんなの直線で速く走っている気分になるだけで、何の練習にもならないよ。そんな車で先輩より1秒速く走れたとか自慢したって、誰も速いと思わないし、「車だけ速くて腕は遅い」って言われてバカにされるだけだよ。」
と言うのです。練馬さんと角川さんは車の指向が異なるために、部内ではそれほど接点はなかったように思うのですが、統一された見解を持っていることに驚かされました。
確かに角川さんは、部の練習会でスターレットの生き生きとした走りを見せてくれていました。また、練馬さんは同クラスの車に乗る人がいなかったためか、常に自分のタイムを前回よりも縮めようとする、
「周囲に誰かいながら、あたかも誰もおらず修行に励む僧侶」
とでもいえる練習に励んでいました。
まあ、掃除部は他校の同種のクラブとはやや異なり、そんな中にも「ホンダ シティ(初代ターボⅡ)に乗る人などもいて、車種選びに自由さがあることが特徴でした。
もっとも、私もDOHCだターボだというハイパワー指向はありません。むしろ「太陽にほえろ!」で刑事側が実用グレードの覆面パトカーで犯人を追うという、実用エンジンに鞭を打って走る姿にかっこよさを感じていましたから、「DOHCターボ200馬力カー」には何も感じません。
しかし、それまではおおむね部の周囲の人と同じクラスである、1500-1600cc級の車を考えていましたが、もう一度考えて
ダイハツ シャレード(二代目、ターボエンジン搭載車、デトマソターボかビアンカターボグレード)
を、当面の購入予定車とするのでした。
Posted at 2025/08/09 18:16:24 | |
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