
ここ数日、「ドアストライカー」の調査を行っておりました。あまり車のことばかり考えて浮世離れしてはなりませんので、冬の上着の下調べに行ってまいりました。
つい先日のニュースで、女性の服では「ロイヤルブルー」が流行っているとの情報を得ました。二週間ほど前、御堂筋線からなんば駅のホームをみると、10人はこのロイヤルブルーの服ないしはスカートを身につけていました。
男性物の流行や店頭在庫品は、必ず女性物のあとにやってきます。そろそろその時期かな、と思ったことも理由の一つですが、2011年初めに買った、モスグリーンのコートがそろそろかな、と思ったことがその理由です。
女性もの売り場を、エスカレーターから見える範囲で見ると、確かに1店に一つはロイヤルブルーの在庫があるようです。その他の製品は、薄茶やオフホワイトなど、確かに青が映える服ばかりです。
一方、男性の多くは下をブルーデニムにすることが多いでしょうから、青と青の組み合わせになってしまい、選びにくくなってしまいます。
そんなこんなで売り場に着くと、確かに青系のものは多いように感じましが、ロイヤルブルーはあまりありませんでした。紺色に近かったり、紫色っぽかったり、青そのものだったりします。その他の服もダークな色合いの服が多く、確かに青は映えません。
また、売り場にはダウンジャケットもあり、私が古くなったかな、と思ったモスグリーンのコートも置いている店もあります。まあ、今年は買わなくても大丈夫でしょうが、街をゆく女性の上着が、ことごとくコートスタイルであることが気になります。景気回復のためか、これまでのカジュアル調からエレガント調に移行しているのかもしれません。男性物のお店でも、コートを中心としている店が出ていました。
私がこんなに街ゆく人の服を着にするようになったのは、もう22年も前のことです。横浜の大学を受験しようと、願書をもらいに横浜駅に降り立ったときのことです。私が横浜駅に行ったのは、人生で初めてでした。神戸の三宮とともに、ファッションの発信基地とか聞いていました。当時はまだ今ほど渋谷は話題になっておりませんでした。その横浜で同年代の女子高校生を見ると、、、
薄茶色のダウンジャケットに、当時私立高校の制服に流行し始めていた、チェックのミニスカートを履いていました。
その土木作業員的(関連したお仕事の方、すみません。)色使いのダウンジャケットに、「土木作業員みたいなジャンパーを着て、何が流行発信基地だよ!」と、自分の中で悪態づくのでした。何しろ神経質になっている受験生ゆえ、英語で点数を稼ぐ女子は自分の邪魔でしかなかったのでした。
その横浜の大学はあっけなく不合格、私は都内南部の学校に通うことになりました。ほどなく季節が進んで「紺のブレザー、蛍光色を使ったTシャツ」が流行する時期になり、このダウンジャケットの件はすっかり忘れました。
しかしその年の冬、都内の女子高校生や大学生を見ると、皆、薄茶色のダウンジャケットを着ていました。「そうか、シマッタ!流行は横浜から伝わってくるのか!」と思ったのでした。そういえば私が横浜に行った少し前、松田優作が亡くなり、追悼として放送された「探偵物語」でも、松田優作演じる工藤俊作は、薄茶色のダウンジャケットを着ていました。これだったのか、気づくのが遅すぎました。
当時はダウンジャケットはまだまだ高価で、おいそれと購入できませんでした。
そしてその翌年、私が住んでいる市の上りホームでも、薄茶色のダウンジャケットを見るようになりました。さらに翌年は、下りホームだけで見るようになりました。流行が流行っては廃れながら、北上しているのでした。
今では、おしゃれな店も全国の主要都市に出来、おしゃれ着は流行の始まりとともに全国各地へと伝達、夏物ならワンシーズン、冬物は3シーズンを目安に流行が起こっているようです。
流行が終わっても、服としての機能は充分満たしています。しかし、国語の先生に授業中聞かされた言葉、「世捨て人は、世の中から捨てられた人の言葉。人は人の中でしか生きられない。」という言葉の元、達観せずに、世の中の流れに沿っていきたいと思います。
コロナ?ブルーバドシルフィ?まだ買い換えませんよ!
Posted at 2013/12/09 01:08:13 | |
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