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気づくと放送している、日本テレビ版「まんが日本史」
日本史好きな方はもちろん、ビジネスマンにもオススメです！

「織田信長が好き」などと答えるビジネスマンは多いそうですが、
「織田信長は、歴史を変える能力はあったけど、平和な安定した世の中を作るのには向かなかったかもしれないわね。」と、語り部役のお姉さんに評価されてしまいます。

登場人物の誰にも肩入れしない歴史をどうぞ！

　小さい頃、この肥溜めにはしっかり中身が入っていました。この周りは畑が少しだけあり、その畑も今でも残っています。「開発されない」っていうのも良いですねえ～。

　この日「まんが日本史」を見ようとヒストリーチャンネルをつけたら、なんと「アニメンタリー　決断」を放送していました。このアニメは、昭和４８年ごろに放送されたものです。太平洋戦争中にいくつかあった作戦の中、その概況と部隊長が取った決断とを題材にしています。まだまだ戦中派が多い時代に、現実の戦争を題材にしたため、制作会社などに大きな反対の声が寄せられ、半ばお蔵入りとなった作品です。

　さて、今回のお題は「レイテ島作戦」関係です。前編は戦艦「武蔵」が沈められる際、一砲術長（？）がその惨状から勝手に部下に退艦命令を出し、それの報告を受けた艦長が全員に退艦命令を出して、一人自決したというお話です。いたずらに戦って犠牲者を増やすより、速いうちに退艦命令を出した「決断」を讃えるないようでした。

　後編は戦艦「大和」のレイテ島上陸阻止作戦です。レイテ湾に向かう前にアメリカ艦隊と遭遇、大損害を与えました。しかし、他の艦隊の戦果が分からなかったこと、アメリカの動向が分からなかったこと、燃料が少なかったこと、自艦隊の損害も激しかったことから、突如撤退したという内容です。

　２０１０年の現在にこの作品を見る分には「歴史もの」として見られますが、１９７３年となると戦争に言った人たちもまだまだ熟年、息子を戦争に送り出した人もまだまだ生きている時代です。そんな方々が司令長官を讃える内容を見たとすると、やはり怒りを感じたのではないでしょうか？

　さて、この作品を制作したタツノコプロですが、この前に製作した「みなしごハッチ」が好評だったにもかかわらず、この「決断」で会社が危機になったのだそうです。

　なお、この「決断」は４６回くらい放送されましたので、興味がある方は「ヒストリーチャンネル」をどうぞ！

　私が住んでいる地域の隣の地区は、早い時期から宅地開発だけが決まったため、宅地開発と区画整理事業が同時に行われました。昭和５９年ごろの話です。

そのため、開発が始まる前までむかーーしの風景が残っていました。畑は四角形ではないし、未舗装の農道の脇に木が立っていたり、その脇にお地蔵さんがいたり、という具合です。

今でこそ住宅が隙間なく立っていて、近代的な住宅街でその脇にはきれいに整理された庭園などもあります。私が小学生の頃はこんな風景が残っていました。この地区にも、実は私の住む地区にも、この頃はあちこちに肥溜めがあり、それを肥料に使っている家もありましたよ。

この写真の奥に並木が見えますが、この手前には小川というか細長い沼というか、改修前の川が残っていて、当然周りには囲いも何もありません。落ちてしまったら、落ちた人が笑われるという、自己責任が高い時代の河川管理ですね。

　小さい頃、自転車であちこち走り回った思い出に浸ってしまいました。「自然保護」とか何とか言いますが、私はこういう風景を残してこその自然だと思っています。きれいに開発された自然は、自然ではありません。