
一昨年のこと、ハイ○アという抗菌性洗剤を用いると、着用した洗濯物から独特な臭気が発生することを
書きました。昨年は芳香性柔軟仕上げ剤が流行だったからなのか、拙ブログを見た洗剤メーカーの方が改善されたのか、臭いを感じることはほとんどありませんでした。
しかし、今年はさらに抗菌・消臭効果が歌われた洗剤が発売されています。洗濯物を着てスポーツをして汗をかいても汗の臭いがしないだとか、いわゆる「汗の臭い(=汗の中の栄養物を分解した細菌の排泄物の臭い)」を発生する菌の繁殖を抑制する製品が発売されています。
そのためか、あるいは気温が上昇したからなのか、ここ1週間の間から、かつての「ハ○ジア」の臭い、いや、それ以上の臭いを発生している人を見るようになってきました。しかし、残念ながら原因となる製品はわかりません。
その臭いですが、ある種の苦味を感じさせる臭いです。私は化学や生物のことは詳しくありませんが、塩素や硫酸、硝酸といった、微生物を殺すような刺激物に近いものが含まれているのでしょうか。
臭いは、あたかも炊きたてのご飯が入った釜の蓋を開けた時のような感じとでも言いましょうか、「モワッ」と、広がるように漂ってきます。成分は揮発性なのかもしれません。例えば納豆などは、風に乗って独特な臭気が漂ってくるような感じで、風下以外では感じられません。ところがこの臭いは、
「3m程離れて後ろを歩く」
「すれ違いざま」
「隣に座る」
などの状態でも、かなり臭ってきます。この臭いを嗅ぐと、私は「臭いに耐えること」しか出来なくなってしまいます。読書や作業をしていれば身が入らなくなりますし、ものを食べていれば風味が全く感じられなくなります。ものを食べているときは吐き気すら催してしまうほどで、言われてみれば胃液の臭いにも近い印象です。
臭気を発している人は、男性の方が多いような印象ではあるものの、女性にもいます。年配者よりも若年者の方が多いような印象です。
最近の化学の進化は素晴らしいもので、「香り成分をカプセルに包み、一旦乾いた後に湿らせるとカプセルが割れて成分が放出される」などの技術は何でもないそうです。この技術を活かして「洗濯物の生乾きの臭い」を抑制しようとする気持ちはよくわかります。しかし、他人の服の生乾きの臭いは気になったことがないのに、この臭いはかなり気になります。
おそらく、「臭い成分が汗の発生と体温の上昇で揮発をはじめる」か、「菌を殺した際に副生産物として発生」すると推察されます。
ということで、「営業」「店舗」「接客」「医師、看護師」「理美容師」「外食産業」「食品製造」に関わる方は、なるべく
「抗菌性洗剤は用いないか、仲間内で注意し合う」
「芳香性柔軟仕上げ剤を併用」
「香水を併用」
することで、お客様に不快感を抱かせないようにしましょう。この臭いは、営業活動などに影響するほどです。
Posted at 2016/05/03 00:57:30 | |
トラックバック(0) |
製品、商品 | 暮らし/家族