2008年10月08日
これは、もはや定番ともいえる日本テレビ水曜午後10時代の「女性主人公ドラマ」です。マンガが原作でないにかかわらず、どうしてこのようにマンガ的演出にしてしまうのか、疑問
を抱きながら見ました。
舞台は日本の会社の総務部で、その会社の命令により数ヵ月後に総務の業務を委託するのだとかで、総務部に業務委託先の会社の中国人女性と担当社員が派遣されて来ていろいろある、という展開だそうです。
疑問
・総務部とやらは、先の不景気時に真っ先に整理され、ほとんど人がいなかったり、他の業務と兼任で専任がいないとかで、いまさら業務委託も無いのでは???あるいは、情報セキュリ
ティとやらで、再度当番の機会が増えているのが現実では??
・中国の女性が観月ありさ女らを「化粧が濃い」と指摘する場面があり、それに対応して翌日観月ありさ女は無化粧で来るという展開。日本では「無化粧で仕事」はなじみません。化粧は自分のためにするのではなく、周りの人に「私はあなたを歓迎(?)している」と表現するためにするものなのです。
・仕事が別の会社に委託されるとして、自分の次の業務が決まっていない中で「あなたの業務をマニュアル化するように」と会社から命令され、やる気が出る人がいるのでしょうか???不自然な設定です。
まあ、番組名が変わっても基本的な展開は「ハケンの品格」と同じです。全体的に、何を言おうとしているのかがはっきりせず、餃子を初めとした食品問題でゆれる中国の評価に対し、日本テレビに「かの国」が働きかけ、これを製作したという風景が目に浮かびます。「中国人は勤勉なんだよ」とアピールするための作品と映ります。ドラマはストーリーを楽しむ見ものなので、アピール作品である本作に、私は付き合う暇がありません。さっさと挫折することにしました。
追伸
この時間帯のドラマに出てくる会社って、本当にヒマそうですよね。あと、阿部サダヲやモロ師岡といった劇団系?の人がでていると、どことなく「世にも奇妙な物語」に見えてしまい
ます。
Posted at 2008/10/09 00:10:20 | |
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