2009年01月28日
本日は代休であったため、ゆっくり寝坊をして、その後アムラックスへ行きました。目的は、「パッソセッテ」の試乗です。
エンジン
ダイハツの小型車のエンジンとして、主流の3SZ-VEエンジンです。110馬力くらいかなあ?と思いましたが、まさしく109馬力でした。珍しくワイヤー式スロットルバルブを採用しているため、アクセルペダル操作感が自然です。
アイドル回転数は、メーター読みで500回転でした。トヨタの1NZ-FEは、アイドル時にエンジンがブルブル震えていて、その振動が車内にも多少伝わっていたのとは違い、振動は少なめです。ただし、アイドル回転が低いからか車体が重いからか、クリープ走行がかなり遅めで、渋滞路ではアクセル操作が必要になったり、坂道発進時に気を使いそうです。
トルクは低速重視かと思いきや、低速トルクは若干弱く感じます。3500回転くらいからまずまずのトルクが出始め、4000回転を超えると結構勇ましい音がしますよ。ただ静かなだけの車が多い中、このエンジン音は運転する気を呼び覚ましてくれます。とはいっても、重い車にそこそこのパワーのエンジンですから、速い部類に入るものではなく、結構がっかりする加速しかしませんが、このエンジン音は良いと思いますよ。スポーツ走行とは速く走ることではなく、「速く走っている気にさせる」ことだということを思い出させてくれました。いやあ、意外意外!
余計な点かもしれませんが、アクセルを操作するとブローバイガスホースから「クシュッ」という結構な音がします。EF-ELエンジンのような、オリフィス付きホースを使っているのかな?走行中に窓を開けていると、その音が聞こえてきます。こんな車は初めてです。実用上は何の問題もないのかもしれませんが、他車がしないということなら、ちょっとの工夫で消せるはずです。
あと、どういうわけかアクセルレスポンスがかなり悪いですね。インテークマニホールドの形状から来る問題なのか、新気がすぐにエンジンの中に入っていかないかのような錯覚を覚えます。アクセルペダルの操作感が自然なだけに、ちょっとがっかりします。
トランスミッション
いまどき新型車では珍しい4速ATです。マニュアルモードつきです。確かにCVTの方が運転性は高くなりますが、トヨタ的なCVTでしたら普通の4速ATの補遺が好感が持てます。変速レスポンスが鋭く、シフトショックもほとんど感じないので、これはこれでよいと思います。
ホンダ技術研究所の人が今週の「クルマで行こう」で言っていましたが、定速走行時の摩擦は、CVTよりも普通の有段ATの方が少ないそうですね。
サスペンション
これはあまり褒められません。結構コツコツ(ブルブル?)と来るのに、ロールスピードは速いです。ロール角そのものはあまり深くならないのですが、初期ロールが速いことが問題です。7人乗車では、丁寧に運転しないと特に最後席は車酔いを起こします。もう少しダンパーを強化しましょう。あと、ボディとサスペンションの剛性はあまり高くないようで、若干ブルブル来る感じがしました。
ブレーキ
結構硬いタッチで、ペダル剛性感は良いのですが、フル乗車で女性が運転したときに、このサーボの弱さだとABSを効かせられないかもしれません。
ボデー
上で触れたように、剛性感はさほど高くありません。街中でゆっくり走る車、と見切っているのでしょう。まあ、普通に乗るのには十分です。
まとめ
この車は、ずばり「初代イプサムの再来を目指した」と思いました。当時イプサムも3列シートでしたが、最後席は緊急用で、普段は4-5人で乗る車として設計されていました。車体もやわらかいラインで構成され、CMも「イプー」とやらがメインキャラクターにすえられ、平和なファミリーの新しい時代のファミリーカーと位置づけられていました。それが、やれ最後席が狭いだの、エンジンに余裕がないだのという外野の声に流され、いまや二代目イプサムは放置車になってしまいました。その初代イプサムを、当時のコンセプトでしかも安く作るとこうなる、という車です。
今流行の、「何とかカスタム」「何とかハイウエイスター」「何とか煌」というグレードの、なんとなく下品な感じが嫌いな人も少なからずいます。そういう方にはぴったりの車です。ただ、このロール加減は何とかしてほしいなあ。結構エンジンが良い音を奏でるので、「パワーがない車を一所懸命走らせるスポーツ」が隠されている車なので、ピリッとした走りが楽しめ、なおかつ「下品でない」グレードの登場を待っています。
CMについて
アムラックス内でプロモーション用ビデオを見ましたが、まさに初代イプサムそのものでした。平和なファミリーが、オトーサンの送り迎えやオクサマのお買い物、そして家族そろって遊園地やピクニック、という平和な使い方で紹介していました。カタログも同じね。となると、CMのみが妙に浮いていて、この車の本来の姿を隠してしまっているように思います。「旦那が仕事で留守の間に、私は学生時代の友達と一緒にお茶におしゃべり」という、お金持ちとくっついた専業主婦的な生活が、男はもちろん、共働き家族やシングルマザー(要するに、ほとんどの奥さん)にとって、「怠けた生活をするんじゃない!」と思わせ、なおかつイヤミに感じてしまいます。
そもそも内装は簡素で、おしゃれな感じはしません。外装色は豊富ですけどね。
Posted at 2009/01/28 23:51:06 | |
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試乗 | クルマ
2009年01月28日
前回、「この作品は推理小説として見ている」と書きましたが、まさにそのとおり、今回も気づけばボーっと見てしまいました。ドラマ内で起こる出来事を追いかけながら見る形になります。あまりドラマチックな作品とはいえませんね。面白いのか面白くないのか???本の字面を追う感覚と似ています。まあ、やっぱり推理小説として見ています。
なんとなく、挫折するかも???少なくとも、一回見逃したら見るのは止めると思います。
Posted at 2009/01/28 23:13:14 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2009年01月28日
前回がまるで説明のための回であったことを受け、今回は多少話が進みました。前々回で飛び降りた子が、記憶を失って大阪に転校となりました。また、主人公と幼い頃に会っていた男が転校となりました。
「主題をはっきりせよ」と思ったのは、主人公に対する同級生のいじめが始まるのか?と思わせるシーンです。ところが、主人公がそれらの人物に対し、「今時分が死んだら、(先に説明した、飛び降りた子)の記憶までなくなっちゃうんだよ!」という言葉で終わってしまいます。本作は学校いじめを描く作品ではないため、この程度で終えるのであればこのシーンをなくしても良かったのでは???
いじめのシーンを描くのであれば、むしろ主人公を徹底的に追い詰め、まさに死のうとしているそのときに友達が、「あなたが死んだら、(先に説明した、飛び降りた子)のことは誰が覚えていてあげるの?」と言い、その言葉ではっとわれに返って死ぬのを思いとどまるとか、いじめが終わるとかね。原作がどのように描いているのかは知りませんが、ドラマは「起こったこと(まあ、フィクションだから実際には起こっていないわけだが)を、忠実になぞらえる」ものではありません。もう少し、ドラマ的な展開をお願いします。
Posted at 2009/01/28 23:08:52 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2009年01月28日
新聞の紹介記事の内容の悪さを気にしつつ、録画したものを見てみました。新聞によれば「登場人物の心理面の描写が不足している」とありましたが、まさにそのとおりでした。人物像がはっきり描かれていないためか、どうにも台詞が上っ面で、心に響いてきません。
また、今回は島の中に医者がいないことが問題となりますが、それを問題に押し上げた事故(?)が、「おばあさんがつまづいて足を捻挫」、「学校長にボールが当たり、怪我」です。うーむ、この程度の事故は、駐在さんが来る前からあったのではないでしょうか?医者を呼び寄せるには、あまりにも動機が小さすぎます。まあ、題名が「異状なし」ですから、異状なことを描くつもりがないのでしょうね。自分としては、結構な事件や事故がおき、駐在さんを中心として何とか解決、そして駐在さんの日誌の締め言葉が「本日も異状なし」だと、なんだか職務に忠実で、頼りになる人、と映ってよいと思います。
その他、コミカルさを前面に押し出したいのか、なんだか大げさで不自然な演出が目立ち、内容としても引き込まれるほどのものではないため、この作品についてはここで挫折することに決めました。
Posted at 2009/01/28 23:00:38 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ