2011年03月14日
前日、会社の連作網で「明日の朝は無理せずに出勤してください。遅刻欠勤扱いにはしません」と連絡が来ました。朝のニューズでは、途中駅までは終日運転をすると書いてありました。まさか昔の首都圏ストライキではあるまいし、電車は朝夕は運転するだろうと思って駅に行きますと、、、運転していませんでした。
駅前では、途方にくれた人がたむろしています。そりゃそうです。この鉄道が運転していないと、私の市は陸の孤島になります。駅員の放送では、ここからバスに乗って北西に移動し、そこで運転している別の線に乗って県央へ出て、そこから東京に出でよ、とのことです。たぶんバスで1時間、そこから県央の駅まで混雑を見積もって1時間、県央から会社まで1時間、会社へ付くのはお昼になります。帰りは想像もできません。
そのことと、自転車でなら会社に行けなくもないと伝えると、「体力と相談してください」と返信が来ました。すなわちここで会社を休むと、私は怠け者と考えられるわけです。(私は都心部へ自転車で行くことがあることを、会社の人は知っています。)
結論はもう出ています。自転車で行きます。同じ考えをする人は多数いるようで、これまでにないくらい歩道は自転車で混んでいます。本当は車道を走りますが、ところどころ自転車も走行できる区間があります。こういうときに邪魔になるのは、「自転車で歩道を逆走する人」「父娘(なぜか父と男性の子、母と娘、母と男性の子はない)仲むつまじく出勤する風景」「夫婦で並んで自転車で出勤」が、たいそう邪魔になります。
自転車での走行はもう慣れっこですので、わざわざ書くほどのことでもありません。
電車運転区間最北端の駅運んでいるでしょうから飛ばして、国道と鉄道とが交差する付近の駅に行きました。駐輪場は空いていましたが、駅が満員でした。ホームに入れずに、改札付近まで人の列が連なっています。こんなところで時間つぶしはできないため、もう少し南下します。ターミナル駅は飛ばして、地下鉄の駅まで来ました。ところが駐輪場がない上、「放置自転車監視人」が目をぎらぎらさせて監視しています。この一大事を、国民が一丸となって協力して乗り切ろうという気持ちは、この人たちにはないようです。
地下鉄に沿って南下していくと、また有料駐輪場を発見しました。今度は張り紙があり、「計画停電により。午後7時まで自転車を出せなくなる場合があります」たぶん会社は速く終わるでしょうから、こんなところで足止めを喰らったのでは自転車で来る意味が半減です。再び南下します。
乗換駅近くでも有料駐輪場がありましたが、係員にこの張り紙と同じことを言われました。もうこうなったら会社まで行ってしまえ!と決心しました。駿河台付近のアップダウンはイヤなので、いつも外堀通り(?)を経由してやや遠回りをします。そのまま飯田橋、市谷と進みます。この時点で9時半ですから、結構暑くなりました。出勤した人はもう建物中にいて、休む人は休んだ状態でしょうから、あまり人の姿がありません。どんどん西に進路を取り、会社近くまで来ました。
今度は思ったとおり、駐輪場がありません。どうしようか悩んだのですが、多数ある違法駐輪自転車の中に止めました。まさかこの事態で自転車一掃をしないだろうと、たかを括っての行動です。今回の位置大事に置いて、各大臣は掛け声はしますが、具体的な施策が出てこないのですよね。近年の「リーダーシップ論」も、リーダーは掛け声が重要だ、具体的なことは部下にやらせれば良い、ばかりなので、このような「具体策なしリーダー」が出来上がったのでしょう。
さて、会社に着いたのは10時半、途中駐輪場を探したのがあだとなって、かなりの延着となってしまいました。会社では、千葉市の人と上尾市の人が休みとなっていました。無理せず休めば良かったかなあ。
仕事は無事(?)終わり、ほぼ定時に帰宅です。自転車はありました。帰りは先日徒歩で歩いた道筋と全く同じです。ちょっと池袋に用事があるため、池袋に着いたのは30分後!速い速い!しかも疲れません。この時点では地元紙鉄の運転区間がどうなるか分からず、計画停電の発表のみがあっただけであるため、今後自転車通勤となることが予想されました。自転車置き場に困るため、池袋に住む知人のうちに自転車を止めさせてもらい、そこから山手線で通勤をすることを計画しました。池袋の知人の家に挨拶です。挨拶だけでなく、食事までご馳走になってしまいました。1時間半ほど休ませてもらい、一路家を目指します。そうしたら池袋から自宅まで、1時間35分!速いし疲れないしで、自転車様様です。速さは3倍、疲れは1/10、ざっと30倍の効率です。
しかしこの自転車通勤計画、翌日の私鉄運転区間拡大と会社から自転車通勤禁止を言い渡されたため、あえなく失敗(?)に終わりました。
Posted at 2011/03/21 19:29:33 | |
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