
ファッションをはじめとした出版物が多い「光文社」が発行する、女性向けファッション雑誌が作った言葉で、40歳(35歳という説もあるが、私は疑問)以上の女性たちがキラキラ輝くためのプロジェクトなのだそうです。
以下参照ください。
http://bimajo.jp/
どうも活動の主体が見えないのですが、どうやらこの年代の女性たちの地位向上を目指した雑誌展開のようです。
実はこの言葉を初めて聞いたのはもっと前で、確か11月初めであったように思います。NHKの朝の「おはよう日本」の特集でした。
時に1988年、堀田かつひこ氏が描く「オバタリアン」が流行になりました。オバサンと、映画の中の怪物「バタリアン」の合成語で、ずうずうしくもたくましく生きるオバサンたちの総称でした。当時はまだ25歳以上の独身女性は奇異に見られる雰囲気が強く残っており、既婚女性はもちろん、30歳以上の女性は当然ながらオバサンでした。
当然ながらオバサン向けファッションというものは限られていて、子供の授業参観の時に和服やロングスカートにジャケットという、いわゆる「婦人服」を着て、香水のにおいをぷんぷんさせる、というものでした。
そんな雰囲気は、バブル期の女性が年を重ねるとともに排除し、今や40歳代でもジーンズやTシャツなども、着るか着ないかは別にして着られるような時代となりました。1988年当時なら、「色気丸出しオバサン」と、気色悪がられたものです。
これまでも同じような現象はたびたびあり、1990年代半ばには、「コマダム」や「○○(地名)ネーゼ」なる呼ばれ方をする現象と女性が現れました。ここみんカラにいた、「とうがねーぜ(*^ヮ^)ノ」さんという方は無関係のようですが。。。
ところが、東京の白金や二子玉川園周辺、兵庫の芦屋付近に限られたため、現象が広がらないどころか、当時の不景気と相まって、憎まれる存在となったのでした。
前にも書いたと思いますが、「この人たちは、誰に向かってファッション性を訴えたいのでしょうね」と皮肉る評論家まで現れました。
そして時代が下った2005年頃、ほぼ同じ現象を指して、「セレブ」なる言葉が現れました。ビクトリアベッカムあたりを指した言葉だったかな??この現象が広がり、お金持ちで優雅できれいな女性を「セレブ」と呼ぶようになりました。
流行は、広がるとともに劣化も始まります。ファッションやいでたちだけが「セレブ」という人が増えたうえ、「セレブと貧乏太郎」なるドラマが表れ、六本木ヒルズ族が憎まれ始めました。元ライブドアの堀江氏逮捕から下火になり始め、世界同時不況にて終焉しました。「セレブ」という言葉にもすっかり手あかが付き、安っぽくなってしまいました。
そして再び、同じような言葉として「美魔女」が現れました。私は、女性がきれいになることに(ばかり?)力を入れるのに、賛成します。美観は、古代からの人間の基本になっているのでしょうね。卑弥呼の時代からすでに化粧品が存在していたそうです。
また、化粧品会社にとっても、これまで重要な顧客であった若者が減るため、高い年齢層の人にも化粧品を売らなければなりません。
ちょっと美魔女からは離れますが、認知症が進んだ女性に化粧をするようにしたところ、認知症が緩和されたということもあるそうです。
この美魔女さんたち、職業は「ブロガー」、「企業の商品計画のお手伝い」、「企業広報のお手伝い」なのだそうです。。。。まあね、未開拓の分野だからね。そしてこのスポーツカー復権がかかった時期、ぜひ美魔女さんたちにも「スポーツカー」に乗る格好良さを宣伝していただき、パーソナルカーの復権を担っていただきたいものです。
え?私ですか?私は本当に若い方が良いな!!!
Posted at 2011/12/12 01:03:17 | |
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