
どこから金が出たのかわかりませんが、こんな本が出版されているそうです。
「男子校という選択」
http://response.jp/article/2011/12/19/167341.html
日経プレミアムシリーズ おおたとしまさ著
男子校に通った私から言わせてもらうと、現在の世の中で男子校に通うメリットはないと考えています。そもそも、日経だとかダイヤモンドだとかいうシリーズの単行本は、どこか闇のスポンサーがいて、その人の言いなりに本を書く人がいて出版されるものが多いです。企業名を冠している本は、まさにそれです。
男子校に通うメリットがあるのは、製造業中心の時代でしたのでしょうね。明治時代の富国強兵時代、戦後の殖産工業時代、高度経済成長期。一流の高校を出て、一流の大学を出ると一流の会社に就職できて、そこでどこぞの娘と結婚する、というシナリオができていた時代です。男性は仕事に、女性は家庭に、と、性別と職業が決まっていた時代でしょう。
ここ最近の不景気で、多少弱まったとはいえ男女は平等に近づいてきています。その証拠に、その昔の女子は女子で固まって行動をするか、早く男性と結婚するか、の時代でした。信じられないかもしれませんが、今40数才くらいの女性たちは、若かりし頃「みんなでトイレに行く」時代の人だったのですよ。
ところがところが、おひとり様やら女子会やら、女性は一人を謳歌しています。買い物も一人です。ということは、経済活動の上で、女性の意見が出てきているわけです。それと「思春期に女性と離れるメリット」とは、時代遅れも甚だしいです。
女性の意見が、本能的、先天的につかめなければ、製造業、販売業とも難しいことでしょう。もっとも、
女性の意見を聞いたからこそ、1996年くらいからミニバンばかりになったのですが。
そんなわけで、この本はおそらく「私学協会」あたりから、「最近、草食系などといわれて男子校が敬遠されそうな風潮があるから、何とかしてくれよ。」とお金が出て、この本が書かれたのでしょうね。経済関係の出版物を出す会社の本は、そんなもんです。
もう一度書くと、この女性が発言権を持つ世の中で、男子校へ行く必要性は全くない、ということです。そもそも「東大東大」って、1980年代の出版物かと思いました。
Posted at 2011/12/19 23:44:41 | |
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