この日は、翌日の沖縄での仕事のための移動日でした。ところが急遽別の方のところにも訪問することになり、「仕事日」となったのでした。
沖縄の方では、「夜にお客様をもてなさないと恥になる」と聞いていたのですが、そんなことはありませんでした。また、沖縄には「屋根が低く塀と屋根とが接近している建物」が多いと地理の教科書や図鑑で読んでいたのですが、そういう建物はありませんでした。その代わり、ほとんどの住宅が集合住宅や高層マンションになっていました。台風が多いですから石造りの建物志向が強いのは確かでしょうが、沖縄に高層マンションねえ。ちょっとがっかりな感じもします。違うと言えば、ベランダの塀のところに風通しの穴があいているところですかね??
さて、夜は郷土料理のお店を探しました。蒸し暑くてちょっと歩くと汗が吹き出してしまいます。数百メートルのところで妥協しました。

まずは、「ゴーヤチャンプル」です。初めてゴーヤチャンプルを食べたのは、おそらく20年くらい前のことです。それ以来何度か食べてはいるのですが、実は一度も美味しいと思ったことはありませんでした。とにかく脳天の突き抜ける苦味しか感じられず、「何が楽しくてこんなものを食べるのだろうか?」と、疑問にすら思っていました。
ところがこのゴーヤチャンプルは、今までのものとは全く異なりました。ゴーヤ自体が非常にみずみずしくて、噛むと果汁が溢れ出ます。苦味も感じるのですが、ピーマンよりも苦くなく、ほうれん草程度の苦味です。苦いというよりは、爽やかな感じがしました。何より、果汁が出てくるのが良いですね。卵も半熟気味で、全体を優しく包み込む程度になっています。このゴーヤチャンプルを食べ、やはり本場で食べないと郷土料理はわからない、と認識を新たにするのでした。

ソーキそばは、非常にあっさりしています。とんこつ塩なのですが、全くくどくなく、上品な感じすらします。さっぱりしていて美味しかったですね。
店を出て、コンビニでおやつを買いました。やはり現地のメーカーのものを選びたかったのですが、意外に現地のものが無かったです。せいぜい、シークワーサージュースでしょうかね。それももちろん買いましたが、アイスクリームに独自ブランドがありました。「ブルーシール」社製のものです。沖縄は暑いため、もとより乳脂肪分が少ないアイスクリームが好まれると聞いたことがあります。そのためこのアイスクリームも、「ラクトアイス」になっています。

香りは、これまた懐かしい「ロッテ イタリアーノ」そのものでした。植物性脂肪分を使っているかどうかはしらべませんでしたが、あっさり、そして甘さもすっきりしていました。まさに暑い時にでも食べられるアイスクリームです。「爽」や「スーパーカップ」のように卵黄が入って濃厚な感じのアイスクリームが多い中、このアイスクリームが全国でも販売されないかなあ、と思ってしまいます。
Posted at 2012/06/13 00:03:31 | |
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