2012年10月04日
夏期ドラマは、オリンピックや、夜の気温が高いことに伴う帰宅時間の遅延により、視聴率の低下が見込まれました。そのため、どこの局も手抜きが見られました。
「トッカン 特別国税徴収官」
第一話は、税を徴収される生活が苦しい人からも税を徴収する仕事と、その人たちへの同情に苛まれる井上真央演じるグー子が見ものでした。
が、
見ものだったのは第一話のみでした。第二話以降はいわゆる「フジテレビお仕事ものの真似」になってしまい、ストーリーはあって無きものでした。トッカンを演じる北村有起哉の演技も感情移入できず、木南晴夏はストーリーに絡まずにうるさいだけ、と、ストーリーらしいストーリーが見られなくなってしまいました。
二回だけ出演した、星野真里は何のために出たのでしょうか??最近、第一話だけが面白いドラマが多いですね。
ビギナーズ
テレビ朝日の警察学校ものドラマにガッカリしましたが、このドラマも瞬時にガッカリ、その場で挫折しました。
黒の女教師
「おろかもの!」の決めゼリフはなかなか良かったです。が、榮倉奈々などが解決する事件にひねりがなく、かつての「俺たちは天使だ」や「ザ・ハングマン」のようなコミカルさもありませんでした。もう少し脚本を練れませんでしたかね。途中からやや方針を転換したようなので、続編はないでしょう。
もとより、榮倉奈々のセリフを少なくした上でドラマを成立させることが命題だったのかもしれません。
サマーレスキュー 天空の診療所
ある週刊誌が「説教臭い」と評価していました。第三話くらいまでは、結構楽しめました。何か人生につまずいたゲストないしは登場人物が、山がかかわる事象によって人生観が変わる、という基本ストーリーでした。早い話が、「美味しんぼ」の山版です。こういう、人間の心理を描写したドラマが好きなんですよね。
ところがところが、脚本家の秦建日子氏の悪い癖が出てしまいました。この人は途中で命題を放り出す癖があり、今回もなんと、舞台が山の診療所から都市の病院に移るという有様でした。そうなってからは、山の診療所などどうでも良くなってしまい、ただの医師の争いものになってしまいました。
秋のドラマに期待です。
Posted at 2012/10/19 01:07:11 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2012年10月04日
昨年秋期ドラマとして十分な成績を上げ、今年の12月初めに続編の映画が始まる「妖怪人間ベム」のゲストとストーリーが発表になりました。
ゲストは観月ありさで、ストーリーは以下のようになるそうです。
観月ありさが演じる主婦は、人間でありながら妖怪の能力をもつ女であった。家族を脅かす製薬会社へ怒りと憎しみをぶつけるため、圧倒的な力を復讐のために使うことを決意した。しかし、駆使すればするほど妖怪と植物の2つのパワーが体を蝕み、コントロール不可能なまでに増幅されていく。
うーん、まさに「太陽にほえろ!」の「雨の中の女」です。
巨大な悪に抵抗する一主婦、そしてその主婦に同情しつつも、正義のために主婦を撃つ、こんなストーリーでしょうか?
「雨の中の女」は、もう作品としては古く、33年も前の作品です。そのエッセンスを利用し、現代に蘇らせることは賛成です。
いや~、久しぶりに楽しみな映画になりました。上映が待ち遠しいです。
Posted at 2012/10/04 23:54:09 | |
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