moto('91)のブログ一覧

　24時間以内には「新年の挨拶」をしているとは思うのですが、一つのけじめとして？

　2012年は、既に大阪にいました。4月から7月まで頻繁に九州に出張し、気持ちの余裕がなくなるのでした。その後、秋、冬は、あっという間に過ぎたような気がします。9月半ばから急に過ごしやすくなりましたが、11月半ばには急に寒くなりました。大阪の秋は、関東と比べて短いように感じます。

　車の点では、コロナは基本的に進化なしで現状維持、ブルーバードシルフィは剛性アップパーツを多々装着しました。その一方で何らかの走行会に出るわけでもなく、ほとんど玩具と化しています。

車関係の話題が停滞していることから、私のブログはソース焼きそばが中心となり、一体何のブログかわからなくなりました。

私が大阪に車を持って行かなかったから、という理由だけではないでしょうが、自動車で遊んだり自動車を学んだりする場合、関東、東海、中部地方とそれ以外の地方とでは大きな差があるように感じます。

　そんなわけで、これまで以上に停滞した2012年でしたが、住む場所が変わらなければ2013年も変わらないかな？？

　2012年は、私の乱文ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

　整備手帳に書きましたように、ブルーバードシルフィのスモールランプ用LEDを交換しました。従前は、PIAA製の「超TERA Evolution 5500K」を使用していました。寿命は3年間でした。

その前もPIAAの「超TERA」を使用していましたが、その時は半年しか持ちませんでした。超TERAシリーズには同様の故障があったらしく、コネクター差し込み部分を針金状端子ではなく、平端子に設計を変更し、端子部分で接触が悪化し、誘導電圧が発生して発光素子の寿命を縮めることを防いでいました。

　ところが、下記のように素子の付近が焼損しています。超TERAも同様に焼損してしまいました。構造上、PIAAの製品が弱いところなのでしょうか？ヒートシンク構造をしても防げないようです。レンズ部分も曇ったような感じになっています。







　3年くらい前は、PIAAの製品といえば高級品扱いでした。しかし今、LEDコーナーにおけるPIAAの製品の面積狭くなっています。フラッシャー記憶ユニットも製造廃止の模様です。LEDコーナーで幅を利かせているのは、日星工業（小糸工業の関連会社？）、レイブリック（スタンレー電気のブランド名）が増えています。

　そういえば、PIAAも小糸工業の資本が入っていたと思います。バブル期にはPIAAブランドのアパレル事業にも参入しました。幸い、バブル崩壊直後にそれらの関連事業から撤退し、債務が悪化することはありませんでした。しかし、ここへ来て同業他社の追い上げにより、PIAAの存在感が薄くなりつつあるように思います。

　私もこれにてPIAAのLEDをやめ、PHILIPSの製品に交換しましたが、大満足です。ついでに、かつて採用した「大日向」製品も、今の製品と比べると輝度が低いかもしれません。今後は、交換も視野に入れます。

　特に服というものは、世相を色濃く映し出します。このことを知ったのは、ジーンズの長ズボンからでした。幼稚園の頃はまだ「新御三家」アイドルの時代で、ジーンズの裾はフレアーでした。子供ゆえ外で遊びますので、裾が水溜りに入って濡らしてしまったものです。

しかし小学生になると、急に裾がストレートとなり、濡らすことがなくなってしまいました。そして小学５年生の頃、家庭科の教科書で服の流行を知り、また一つ大人になったのでした！？

　自動車のスタイルも同じで、流行り廃りがあります。しかし、あるメーカーが新しいスタイルを提唱すると、すぐに多くのメーカーが「右へならえ」となってしまい、オリジナリティがないなあ、と思う反面、自動車も流行商品の一つなのだなあ、と思い直すのでした。

　ここでは、自動車の部分部分での流行をちょっとまとめてみようと思います。

・テールフィン
　1950年代のアメリカ車に見られたものです。飛行機の垂直尾翼を模したとのことです。日本車でははっきりと採用したモデルはなく、スカイラインスポーツがやや採用、「ハコスカ」や「ブルーバード510」などで、テールの脇をやや角張らせて、ほんのり採用していました。

・コークボトルライン
　車を横から見たラインが、Aピラーのところでやや上がり、Cピラーの部分でまた持ち上がるデザインです。特に二代目マスタングで有名になり、1970年代の国産車には多数取り入れられました。1斜め後方の視界が悪くなるため、976年のブルーバード、ギャランシグマから下火になりました。

・レザートップ
　屋根とピラーに合成レザーを貼り、あたかもオープンカーのソフトトップを閉めたスタイルのように見せる「飾り」です。1968年頃から流行し始めたようですが、1972年には下火になっていると思います。「昭和元禄」「サイケ」「ミニスカート」を思わせるスタイルです。

・機能美スタイル
　服の世界でも、1978年までの「華美」なスタイルが「簡素な機能美」が好まれるようになったそうです。何年かに一回流行するスポーツウエアの、一番初めの流行がこの頃だったそうです。

自動車では「コンピューター化」とともにその傾向が訪れ、角張ったスタイルが最新とされました。さらに1981-1982年にはその傾向がピークを極め、シンプルというよりは寒々しい角張ったデザインの車が増えたものです。

・低屋根ハードトップ
　1985年に、カリーナEDが登場しました。それまでも4ドアハードトップはありましたが、さらに屋根を低めたスタイルで、プロポーションだけは往時のアメリカ車を思わせるものでした。当時のアウディ80（893Aなど）のスタイルでもあります。

海外では、初代センティアが絶賛されたり、今になって採用する車が増えているのは、みなさんご存知のところです。

・有機的ライン
　1989年のセリカが元祖でしょうか？内外装とも（当時としては）複雑なラインで構成し、一箇所も直線がないほどでした。日産もマツダも三菱も追従しましたが、ホンダはこの路線には乗りませんでしたね。日本オリジナルのようです。

・キラキラヘッドライト
　1990年のアコード一家が採用した、反射板の方にレンズカットを入れたヘッドライトです。全メーカーがこれにしびれ、以後、レンズにカットを入れる方式は下火になっていきました。日本発の流行です。

・プジョー目
　プジョー206でしょうか？90年代末に発売されたモデルで、「縦長の切れ長ヘッドライト」を採用しました。これ以降、今に至るまでヘッドライトは縦長が主流になっています。さすがにこの流行から外す車も出てきました。

・アウディダッシュボード
　初代アウディA4だったでしょうか？ダッシュボードの中央がボデー後部に向かって張り出し、センター部分は両側の席から触れられるようにしたデザインです。ここへ来て本家のアウディが「T字デザイン、センターは運転席向き」デザインを採用し、急速に下火になっているような気がします。センターメーターとともに一時流行しましたが、センターメーターもなくなりましたね。

・アルファ145テールゲート
　テールゲートの窓の部分の下部をV字にカットし、シャープな感じを出したものです。国産車のダイハツMAXなどは、ほとんどそのまま採用していました。

・Aピラー前進
　これはルノーメガーヌあたりが始めたのでしょうか？？それまでAピラーの付け根は、ドア前端と同じか、それよりも後ろでしたが、室内容積の拡大？とかいう大義名分のもと、どんどん前進していきます。メーカーでは「屋根側の付け根の位置は変わっていないから、運転手の目と窓の距離は同じかむしろ長くなった。」と言いますが、心理的には狭苦しいです。今もこれを採用するメーカーは多数あります。

・稲妻カット
　ポルシェかベンツが先駆でしょうか？ヘッドライトにエンジンフードやボンネットを食い込ませたデザインです。全くのデザインですが、プジョー目を採用せずに鋭い目つきにするには、この方法しかないのだとか？？本当かねえ？？

・シングルフレームグリル
　ゴルフ5から採用され、今やＶＷ以外のメーカーにはほとんど採用されているデザインです。本家VWは、現社長がこのデザインが大嫌いで、6へのフルモデルチェンジが早まったのは、このグリルを消すためだとか？？


　カーデザイナーも、各国の状況やニュースを見ながら普段の生活をしているでしょうから、完全なオリジナルデザインは出来ないでしょう。また、自動車も流行商品ゆえ、今になってテールフィンやレザートップを突然採用しても、浮世離れしてしまうだけだと思います。

ただ、「シングルフレームグリル」のように、特に誰も希望していないのに（？）これを採用する車が多く、「やめてほしい」という意見は誰も徴収しない、というところが嫌な風潮ですねえ。こんなローカルブログに書きなぐるしか、方法がありません。