「エイベックスプロワークス」という会社をご存知でしょうか?その名の通りエイベックスグループの会社で、振り付けやダンスの訓練を受けた人を派遣したり、提言やアドバイス、セールスプロモーション活動を請け負ったりする会社だそうです。
これまで振り付けやダンスというのは、必要が生じたらCMやテレビ番組等制作会社が人を集め、振付師を呼んで訓練させ、撮影したら、ハイおしまい、と聞いたことがあります。
その振付師もほとんど個人事業主のような人で、エイベックスプロワークスが出来る以前は、パパイヤ鈴木氏や南流石氏、夏まゆみ氏などが代表的な人で、個人塾こそあるようですが、それでも劇団のような家内制手工業的ビジネスに感じます。
そしてこのエイベックスプロワークス社ですが、徐々に勢力を拡大しつつあります。代表的なところでは、日本ハムファイターズのチアリーダーなどが同社が請け負っているのか、派遣しているのか、とにかく関係しています。
よく訓練された、いかにもプロの格好良いポージングです。しかし、なんとなくステレオタイプで、どこかで見たような感じも拭えません。
さて、おそらく同社が関わった前後で変わったと思われる、良い例がありましたので紹介しましょう。トーヨータイヤのトランパスのCMです。
導入前
そして導入後
バージョンBも
導入前は、子供のお遊戯会を見ているような雰囲気で、微笑ましい雰囲気になっています。歌手の方の歌い方もアニメソング的で、ちょっとくどいかな??なんとなくB級な感じがしてしまいます。
導入後は、子供は踊っているだけになりましたが、だいぶ上手になった印象です。あるいは、「コマ落とし」で、動きをシャープに見せているのかもしれません。また、歌はエイベックスの子供グループ、「DREAM5」のうち二人を導入したのだとか。セリフもDREAM5の子が言っています。
「ミニバンにはトランパス」のふた声目の、透明感が強くて伸びやかな声が印象的です。また、セリフの言い回しも歯切れがよくて、特別な訓練を受けた人であることがよくわかります。
しかし、なんだかどこかで見たような振り付けがオリジナルな印象を打ち消していて、没個性にも感じます。
あ、でも、自分がCMの発注者になったとするとCMは完成度が一番!手作り感を感じさせては良くないのでしょうね。
Posted at 2013/06/19 23:28:13 | |
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