ご存知の通り、埼玉県南東部では、竜巻が発生しました。よく知っている場所ですす。お友達登録をしている「にしやん」さんの家はこの辺のはずです。また、ブルーバードシルフィの面倒を見てもらっているディーラー、よく試乗に行っているマツダディーラーは、この竜巻の通り道にあります。
コロナを置いてある私の家や、ブルーバードシルフィを駐車している場所はこの通り道から2.5km程離れていますので、無事といえば無事です。しかし、屋根を飛ばされたような方のことを考えると、とてもそんなことは言えません。
また、昨日から手術を受けた犬の容態が急変し、食べ物を食べない他に行動がおかしくなってきたそうです。たまたま病理検査の結果が出た時期でしたので病院に聞くと、皮膚がんのようなものだったそうです。同じところにできなければ心配はないとのことでしたが、元発は違うところにあるかもしれないとのこと。
転勤当時は小さい文字で書きましたが、今日は大きい文字で書きます。私は、「人は住む場所を変えれば変わる」などという、私からたいそう上の人(多分、一生会わない人)の方針の下、その第一号として移されました。
その後、私同様の東行きは3名、西行きは2名となり、東へ行った一人は病気で戻ってきました。
しかし、「住む場所が変われば変わる」とは、随分乱暴な理論ですよね。私が人材育成論などを全く信用しないのは、この理論の曖昧さにあります。
人の指導とは唯一つ、「理論を教えて、目の前でやって見せ、そしてやらせてレビューする。」だけです。「自分じゃできないことやらせやがって」という気分になりますものね。そして仕事は出来高制。人間は、頑張ったら頑張っただけ「自動的に」上がっていくことには、かなり頑張れるものです。みなさんもアルバイトの時に、「時給計算」をしましたよね??
となると、移して変わることなどほとんど皆無。人を変えるには直接指導か、馬と人参の関係における人参の位置を変えることです。
そんなわけで、この種の論はごくシンプルなことをこねくり回しているだけで、全く見当違いなのです。
腹が立って仕方がない今夜、文句を書いてみました。
それでは、竜巻の要因の分析です。昨年5月の筑波山麓での竜巻もそうでしたが、まずその地域全域にわたって比較的強い南寄りの風が吹いています。そこへ北寄りの風の領域が北西方向から南下してくると、当然ですが南寄りの風と北寄りの風が接触する部分ができます。
普通の場合ですと北寄りの風が冷たいので南寄りの風の下に潜り込み、暖かい南風の領域を持ち上げて強い上昇気流を発生させます。
そのどちらの風も強い場合、方向が正反対の風が接するわけですから、そこで渦が発生します。その渦が維持されたまま持ち上がれば、そのまま竜巻になります。
まず13時、埼玉県と東京都の県境付近で南風と北風がぶつかっています。その一方で、埼玉県南東部は南風の領域になっています。南風はかなり強く、東京湾岸では10m/sとなっています。
14時です。傾向は変わりませんが、埼玉県南部の風は北北西に、東京都北部の風は南南西になっています。
15時です、傾向はさらに強まり、北西の風と南西の風が、埼玉県南東部でぶつかっています。
さらに注意したいのは、東京湾岸では強い風が吹き続けていることです。南からどんどん湿った風が供給され、きたからは北西の風が吹き続けていることです。すなわち、渦が発生する要素も上昇気流が発生する要素も続いていたことになります。
このことから、積乱雲が発達する要素と渦を巻く要素とがずっと続いたため、積乱雲がぐるぐる回転していたことが読み取れます。
領域の南西の風が強い場合は、特に竜巻に気をつけなければなりません。
Posted at 2013/09/02 22:52:40 | |
トラックバック(0) |
気象 | 日記