
最近テレビドラマの感想や批評を書いておりませんでしたが、見ていないことはないのですよ。「半沢直樹」も録画しましたが、あまりストーリー展開がうまいようには思えません。個々の話がぶつ切りであるように思えます。その他の作品は、「サマーヌード」をはじめ、語るに値しないものばかりで。。。
さて、そんな中今夜放送される「特捜最前線2013」は、昭和52年から61年まで放送されていた「特捜最前線」の復活版です。東映チャンネルでは昨秋、復活シリーズを放送していたのですが、評判が良かったのでしょう。地上波で新たに復活します。
私が何を期待しているかというと、脚本が「長坂秀佳」氏であることです。特捜最前線の中でも代表的な作品を執筆し、ストーリー運びや登場人物の心理描写に長けている方です。およそ1時間弱の放送時間とは思えないような重厚な作品が多く、見ごたえたっぷりな作品ばかりでした。
また、最近の刑事ものには少なくなっていた、「刑事犬」が活躍する話でもあります。特捜最前線では刑事犬はおそらくほとんど登場せず、どちらかというと太陽にほえろ!の印象の方が強いのですが、長坂氏ゆえ、人間とのつながりなどにおいて、その辺りは良い仕上がりにしてくれることでしょう。
最近の刑事ものといえば、特に女性刑事が活躍する作品「篠原涼子のアンフェア、竹内結子のストロベリーナイト、天海祐希のBOSS」など、男勝りの女性上司が自身の優秀性を誇示するため、部下を放ったらかしたり顎で使ったりする作品ばかりでした。
刑事ものの原作の多くを手がける誉田哲也とかいう男がかかわる作品も、登場人物の心理描写は放ったらかして、警察組織の描写などにばかり目を向けて、「これは果たしてドラマとして楽しめる作品になっているのであろうか?」とでもいう雰囲気になっているものばかりでした。
そんな「太陽にほえろ!否定形刑事ドラマ」が多く出回っている中での、特捜最前線の復活です。これは、期待せずにいられません。
このブログをご覧の皆さん、ぜひ今夜は「特捜最前線2013」をご覧になってください!
Posted at 2013/09/29 16:35:50 | |
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