初冬の頃は、多くの人が寒さをより感じるためか、おでん、鍋物、辛いものが売れるようです。これが本格的な冬(1月)や早春(2月)になると、寒さが強まっても皆「冬の食べ物」に飽きてしまい、売れなくなるのだとか?コンビニおでんなどはこの傾向に敏感で、2月になると半分店じまいですよね。
冷やし中華なども同様で、GWを過ぎると早速店頭に並び始めます。この理論からすると、やがて冬に冷やし中華を、夏に鍋物を食べてたりして。
さて、この前の週、コンビニでニュータッチ凄麺「名古屋名物 台湾ラーメン」なるものを発見しました。ニュータッチといえば、筑波サーキットの近くにある、「ヤマダイ」のブランドです。関東の人にはお馴染みの「ニュータッチ」ですが、他の地方では凄麺シリーズこそ見かけるものの、ブランド力では今ひとつです。
しかし、このメーカーが織り成す味は、北関東の人にとってはどこか懐かしい、醤油味を強く感じるチューニングをするメーカーで、私が大好きな「
ねぎラーメン」も、このメーカーの製品です。
しかしその関東らしいメーカーである「ヤマダイ」が、なにゆえ名古屋名物を発売するのか?何より、名古屋名物の台湾とは何事か!、と思ったことが購入の動機でした。中部地方のメーカーである、「寿がきや」あたりが発売するのでしたら分かります。
こちらが実物の写真です。
パッケージでは、唐辛子がよく効いていそうな「辛いラーメン」を想起させます。しかし実物は、普通の醤油ラーメンのような佇まいです。
スープを口に含むと、同社の(ピリ辛期の)「ねぎラーメン」を、もう少し辛くした程度でした。しかし、喉で強い辛さを感じさせます。辛い辛い!むせてしまうほどです。その上、スープを飲み終わったあと、数時間は胃の辺りが火照って仕方がありませんでした。
醤油のしょっぱさと唐辛子の辛さが中心なので、辛さをごまかしたり包み込んだりする味がありません。そのため、辛さを強く感じたのではないか、と思います。いやあ、さわやかな辛さを楽しめました。
なお、名古屋の台湾料理店の「まかない」から広まって、名古屋名物となったのだそうです。みなさん、ご存知でしたか?
その3日後、比較のためにもう一種類辛いラーメンを試してみました。たしか初夏の頃から売られている「勝浦タンタンメン」です。こちらは、パッケージも実物も、いかにも「溶岩」然としていて、辛そうですよね。
既に試したことがある製品ですので、意外に辛くないことは記憶しています。こちらは、酸味とごまの味わい(?)が辛さをごまかすので、意外に辛くありません。丸い辛さとでも言うのでしょうか?台湾ラーメンの場合と異なり、さわやかな辛さではないですね。
とまあ、週に二回もインスタントラーメンを食べてしまいました。ソース焼きそばでもいろいろ思うことはありますが、「辛い」を数値で評価することはできません。数値ではなく、官能で評価することこそが、本当の「評論」であると思っております。
Posted at 2013/11/19 22:21:58 | |
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