
これまで、コーラ飲料の市場は長い間「コカ・コーラ」と「ペプシ」の二強ブランドが独占していました。30年くらい前までは、「ペプシは甘い」という評価があって圧倒的にコカ・コーラ優勢でしたが、昭和60年代初めにペプシがマイナーチェンジ、酸味を増して徐々に巻き返しを図ったのでした。
また両社以外のメーカーが時折戦いを選んでは討ち死にしてきました。透明な「ホワイトコーラ」、ビートたけしや所ジョージを使って挑戦的なCM(だけ?)が一時話題になった「ジョルトコーラ」などがその一部です。
しかし、長期的な「炭酸飲料の人気凋落」を受け、コーラ飲料市場が衰退してきているのが昨今の事情です。もうどちらのメーカーも積極的にコーラ飲料で収益をあげようとせず、その他飲料で利益が稼げれば良い、と思っているように伺えるフシもあります。
そんな中、脂肪の吸収を抑制する機能を持った飲料の人気を受け、同じ機能を持ったキリン「メッツコーラ」が発売、コーラ飲料の二強の間に割って入ることに成功するのでした。しかも、特定保健用色金の認証も取得したことが大きかったのでしょう。慌ててペプシが追従するも、追いついていないように感じられます。
私も一時期はよく飲んでいました。しかしある時、マグカップ内で呼吸をすると、「臭い!」と感てしまったのです。「もしや口臭?」と思い、自分の息の臭いを嗅いでみましたが、少なくとも同じ臭いはしませんでした。「コーラ飲料独特の臭気?」と思い、他のブランドのコーラや、他社の特定保健用食品のコーラや、当分が入っていないコーラを飲んでみましたが、同じ臭いは感じませんでした。そして時間を空けてメッツコーラを飲むと、やはり同じ臭いが感じられるのです。
その臭いは、「仁丹」ないしは、「猫のしっぽの付け根辺りの臭い」に近いものです。猫好きとしては懐かしい臭いなのですが、あまり心地が良い臭いでもありません。ただし、飲み切った後に花に同じ臭いが抜けるわけでもないので、口臭としては出てくることはないでしょう。しかし、気にすると気になる臭いであることは確かです。
おまけ
夏ごろのブログで、「ハイジアで洗濯すると臭う」と書いたことは覚えていらっしゃいますか?これについては間違いはないと考えておりますが、どうも毎度毎度臭うわけでもなさそうです。どうやら、「部屋干し等、この種の洗剤の最大の特徴を生かした場面を経た洗濯物だけが発する臭い」のようです。
生乾きや部屋干しの洗濯物が臭うのは、付着した細菌類が繁殖し、洗濯物のところで排泄物をするからです。ハイジアをはじめとした対部屋干し臭気抑制機能を持った洗剤は、洗剤成分に抗菌剤を配合し、湿った洗濯物上で空気に触れると抗菌剤が機能を開始し、細菌類の繁殖を抑える(殺すのではない模様)のだそうです。そうでなければ、普通に屋外で乾かした洗剤や洗剤そのものも臭うはずです。
ということで、ハイジアの抗菌剤は効果がある一方、それ自体が臭ってしまうというジレンマに陥っているのです。
Posted at 2015/01/15 01:22:08 | |
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