皆さんも、小学校や中学校の国語の授業で、新聞の書き方を学ぶ時間があったと思います。なるべく短く特徴的な言葉で題名を書いて読む人の心を引きつけ、見出し分で要約や導入部分を書き、そして本文を書く、というものです。
この、題名や見出しというのは非常に大切で、電車の中の中吊り広告、雑誌の表紙に出る部分にこの題名や見出しを掲載し、効果的だと販売部数がかなり変わってくるのだそうです。
メディアは変わり、現代ではインターネットサーチエンジンのニュースヘッドラインも、その一つになっています。最近は、出典元を示すようになって少々良心が見えてきました。
さて、本日のmsnニュースヘッドラインで、「マツダがスバルの牙城に挑む」というものがありました。何でも、マツダがしばらく力を入れていなかった4輪駆動分野に再度力を入れ、試乗会を実施、経営幹部もスバルの牙城を切り崩すことに意欲的、というものです。
もとより、スバルやマツダ、、以前はホンダも三菱も、トヨタや日産のコロナやブルーバードといった一般的な乗用車には満足せず、多少余計な費用を払っても特殊な装置やイメージが欲しい人が選ぶブランドでした。スバルは水平対向エンジンに4WD、マツダはロータリー、ホンダは高回転エンジン、三菱はトルクが強いエンジンでしょうかね。
もしマツダの経営幹部の言葉が真意でしたら、少々考え違いであるように感じます。即ち、スバルやマツダを選んでいる人は概ね同じ領域にいる人であり、ようやく調子が良くなってきた両者が消耗戦に陥ってしまうことでしょう。もちろん、適当な競争相手がいることは、健全な成長を促します。スバルと三菱(レガシィやインプレッサと、ギャランやランサー)、日産とトヨタ(ブルーバードとコロナ)、ホンダとトヨタ(ステップワゴンやストリームと、ノア・ヴォクシーやウイッシュ)などがそうです。
マツダの経営幹部の方の言葉というのも、「これで、スバルさんの市場の1割でもいただけたら。」という言葉が独り歩きし、このように表現されたのかもしれません。
以前から経済系メディアの記事には、大きな疑問を抱いていました。彼らは、株価が最大の関心です。株価が変動するように、扇情的な表現を用いているのか、あるいは雑誌等と同様に面白がって煽るためなのか、意図は不明です。
しかし、バスがスタックした脇をマツダ車がすり抜けたから優秀とは。。。対決企画は、雑誌でもビデオマガジンでも盛り上がり、私も好きなのですが、これは欠席裁判と言わざるを得ません。
私見として、本当のフルタイム4WDは、いくらセンサーで監視するとはいえスタンバイ4WDよりも、発進性において優れると思います。本当に自信があるのなら、比較用にスバル車を持ってこなければなりません。
詳しくは、添付URLの記事をご覧下さい。
Posted at 2016/01/04 22:37:14 | |
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