2016年10月16日
以前も同じような題名にて統計も取らずにブログを書いたことがあります。車は、一般に販売終了時点よりも少し前に街中での台数のピークを迎えると思います。街中を眺めていると、年代が一巡りする10年や税金が上がる13年を期に台数が急減するように感じます。
そんな中、私の通勤経路にあった日産ティーダ(ハッチバック)が、先日ただのミラへと置き換えられました。ティーダもスチールホイールにホイールカバーであり、全くの日常の足として使用されているようでしたが、この時期にただのミラを選ぶということからしても、全く車に興味がない方であることが分かり、「普通の人の車を維持する感覚」を知ったのでした。
そう、そんな私の家では、ブルーバードシルフィの車検を準備しているのでした。年初にドア開口部スポット増しをしているゆえ、そう簡単に買い換えるわけにはいかないのです。先立つものもありませんしね。
さて、私感による「急速に台数を減らす車種」を紹介してまいります。なお、もとより街中で見かけなかった車種は対象としておりません。
トヨタ
カローラ系列(E120型)
E120型は生産時期が長く、マイナーチェンジも2回受けるなど、台数の上でも期間の上でも印象深いモデルでした。CMでも、柴咲コウの「ツンデレ」ぶりを前面に出したカローラランクスは、特に3型のシャープさは印象的でした。
市中では順調に置き換えが進んでいるようで、もはや3型でも目にする機会が減少しています。ランクス/アレックスは当然として、セダン、フィールダーですらその傾向を感じます。製造終了年が2005年ですから、全てのモデルが10年を超えています。10年が一昔として買い換えられているのでしょうね。私の予想では、軽自動車に置き換えられていると思います。
ノア・ヴォクシー(AZR6#、ZZR7#)
大型のbBとして、また、マイルドヤンキー需要として人気だったこれらの車ですが、順調に現行型に置き換えられているようです。特に初代モデルはトラブル続発の時期になり、私が中古車業者なら保証なしで売りたいほどです。二代目のZRエンジンもこれまた面倒で。。。お金なしファミリー御用達でもあるので、程度も良くないものがほとんどです。買い手がつかなければ解体か廃車か、ですから、数を減らしているのかもしれません。
マークX(X120型)
製造所年は2001年、2006年まで生産されたのでしたっけ?概ねキープコンセプトのX130型も生産中ですが、やはり10年一昔の理論に基づいて置き換えられているように感じます。これまでのマークⅡでも、何かにつけて10年が経過すると街中から急速に台数が減っていっていたような気がします。
クラウン(S180型)
「ゼロ・クラウン」として登場した車も、同様のコンセプトで13年になりました。スタイルのテーマが3代も続き、成功モデルとして記憶に残ることになりました。が、登場から13年が経過し、さすがに手放す人が増えてきたためでしょうか。2GR-FSEを搭載した3.5アスリートなどは、まだ高値なのでしょうか?高級車は、いくら安価に手に入れたとしても、修理代は結構掛かってしまうものです。後期モデルは、安価に現行モデル並みのハイパワーを楽しめる最後の時期かもしれません。
日産
ティーダ・ティーダラティオ、ウイングロード(Y12型)、ノート(E11型)、キューブ(Z12型)、マーチ(K13型)
いわゆる「Bプラットフォーム」モデルたちです。ウイングロードやキューブ、マーチは旧型は既に減少傾向が顕著でしたが、製造中の現行モデルも見かけなくなってきてしまいました。販売期間が長くなり、他に魅力的な車が続々出てきた今、コンセプトから古くなってきてしまったのでしょうか?ティーダやノートは、ファミリーカーとして使われてきた車が順調に期間を重ね、維持費用の点で代替されているのではないか、と思います。
セレナ(C25型)
セレナは道具としてよく売れました。そのセレナ(C25)も登場から10年です。10年が経過すれば、家庭の環境も変わることでしょう。子供が生まれた時に買った方はそろそろ教育費がかかる時期に、ある程度の大きさの頃に買った場合には、親と一緒にドライブをしない年代、ないしは、ベビーカーやベビー椅子が不要な時期になります。より小型の車に買い換えられているのではないでしょうか?特に前期型は、既に絶滅危惧種だと思います。
エクストレイル(T30、T31型)
クロスオーバータイプ乗用車が人気(?)になりながら、やはり古くなってきたからなのか、これらの車も減少しているように感じます。T30はさすがに古くなっているので仕方がありませんが、またエクストレイルを選んでいれば、T32型がもっと街にいるように感じます。今や全自動車メーカーがクロスオーバータイプにご執心ですが、エクストレイルのこの事情は、クロスオーバーが一過性の流行に終わることを示唆しているように感じます。
すなわち、二回連続してクロスオーバーを選ばない、ということです。そういえば、パジェロやランドクルーザープラドが人気だった頃もそうでした。
ホンダ
フィット(2代目前期型)
すでに流通する車としては過去のものになった初代ですが、二代目の前期型もその傾向が出てきました。前期型はトヨタのファンカーゴ同様、アゲハチョウの幼虫の模様のような、どぎついヘッドライトが印象的でした。RSのテールランプの白い部分の広さも、ちょっと不自然な印象でした。街で見かけるフィットも現行型か、旧型でも後期型ばかりになったように感じます。
マツダ
アクセラ(二代目)
ブランドイメージが上昇し、高機能車として印象を持たれてきたマツダ車ですが、手放されるのは意外に早いように感じます。初代のアクセラやアテンザは既に見かけない車種になってきていますが、二代目の特に前期型にはその傾向が出てきました。今後のマツダ車の課題は、「長く乗ってもらえること」かもしれません。それらのオーナーがまたマツダ車を選んでいるのでしたらよいのですが、他ブランドへ移行しているケースも決して少なくないと思います。
デミオ(三代目)
あれだけ数を誇ったデミオですが、最近見かけなくなってきているように感じます。現行型が増えているかというと、決してそうは感じません。旧型や現行型の良さも、コンパクトカーから軽自動車へ移行する傾向を、ほんの少し延長させただけなのでしょうか??
スズキ
スイフト(二代目、三代目)
デミオとともに高品質な小型車として一時人気だったスイフトですが、何故か見かけなくなってきているような気がします。標準モデルだけでなく、スポーツ仕様も減少していることが気になります。スズキの車は耐久性に難があることを証明しているのでしょうか?まあ、スポーツ仕様を安く買って、数年間と期限を決めてサーキット遊びをする車としては悪くない選択になりました。
アルトラパン
まるでダイハツのフェローのような形状だったこの車で、一時はスポーツ仕様のSSモデルの人気がありましたが、最近ではほとんど見かけなくなりました。地方の独身女性の車としてはまだまだ人気が根強いなど、地域性があるのでしょうか?
ダイハツ
ミライース
一時大人気になり、乗用車型軽自動車の人気再燃のきっかけを作った車であり、経済車ながら貧乏臭くないことが特徴でした。まだ販売中の車ですが、これまた見かけづらくなっているように感じます。ハイブリッドを除く経済車は、安く買った分大切にされない傾向がありますが、この車もその傾向を跳ね返すほどではなかったのかもしれません。もしかして、「ガソリンを使いたくないから、車も家に置いておこう。」となっているとか??
Posted at 2016/10/16 23:47:33 | |
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