
この日の朝、愛犬が旅立ちました。1月8日頃から食欲が落ち、徐々に水も飲まなくなってしまっていました。15日夜に血尿が出てしまいましたので、16日に病院に連れて行ってもらいました。血液検査やエコー検査をするものの、やや膀胱炎の傾向があるものの病気ではない、との診断だったそうです。抗生物質ほかの投与を受けてきましたが、食欲は回復せず、この日の朝、起きたら旅立った直後のようでした。
愛犬は、17年3ヶ月前に父が動物保護センターからもらってきたもので、ラブラドールレトリバーの血が入った雑種犬でした。初めてのメス犬であり、すぐに避妊手術を受けてきました。当初は屋外で飼っていましたが、程なく夜は屋内に入ってしまいました。
これまでの飼い犬は「フィラリア」のことを知りませんでしたので、予防薬は全く飲ませていませんでした。そのために3年から5年程度で死んでしまいましたが、父が病院で聞いてきたのか、夏季は予防薬を飲ませることにしました。
その後も順調に育っていましたが、2012年夏には1回目の皮下腫瘍が出来てしまい、切除手術を受けさせました。その直後に前庭疾患になってしまい、こちらは点滴薬の投与で無事回復しました。昨年夏にも皮下腫瘍が出来てしまったので、再び切除手術を受けさせました。
昨年秋には、家の扉に足をはさんでしまい、爪が取れてしまう怪我を負ってしまいましたが、これも無事治り、すぐに歩けるようになりました。
犬の寿命は、いろいろな愛犬家の方の動画を見ると、19年に達することはないようです。他の愛犬家の方と情報交換をしたことはありませんが、病気でもないので20年くらいは生きてくれるのではないか、と漠然に思っていました。
このお正月も、家の中で粗相をしてしまい、ぴょんぴょんはねる元気を見せていました。人間の老衰は、亡くなる何ヶ月も前から衰弱が始まるものですので、まさか1月中に亡くなるとは思ってもいませんでした。これまで私の家族や近親者には、急に亡くなる人はほとんどいませんでした。そのために、心の準備が全く出来ておらず、今も心にぽっかり穴が空いてしまっています。
悔やまれるのは、前日まで多少歩けて、鳴く体力があったので一匹で寝かせてしまったことです。うす暗い照明の中で、一人旅立たせてしまいました。
翌日、ペット専用の火葬場で荼毘に付し、送ってあげました。
Posted at 2017/02/11 23:37:55 | |
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