2017年04月23日
いつの間にか、日曜日にドラマが集中しています。月曜日を控えた日曜日は、在宅率が高いという予想に基づく番組編成なのでしょうか?私は、録画しておいたドラマを日曜夜に楽しむスケジュールにしているため、少々困っております。
小さな巨人(TBS系 21:00~21:54)
刑事ものと聞いて、私が見ないはずがありません。ところが、第一話は見忘れてしまっていました。そしてこの日、第二話から視聴となりました。
が、この作品は、「警察もの」であって、「刑事もの」ではありませんでした。捜査一課(殺人強盗など)と捜査二課(組織犯罪など)との捜査範囲争いが主体で、犯人のことはあまり描かれておりませんでした。そういえば、この時間は「半沢直樹」以来、会社ものドラマが増えています。
昔から、漫画でも組織争いものが多かったですよね。暴力団同士の抗争、スポーツ少年少女団もの、会社組織物等です。しかし、刑事ものでそれをすると、犯人を描けなくなるのです。ひたすら「組織の力学」を描くのみで、見ている方は「何となく仕事論を学んだような気になる」のでしょう。おそらく、成人男性の在宅率が高いことを睨んだ結果でしょう。
私は、仕事でもドラマでも、仕事論系のお話は大嫌いです。「勝手にまとめないでください。」という気分になります。
録画した作品を消化する時間に当てたほうが有効と考え、この作品は挫折することにしました。「踊る大捜査線」が終了した時点で、「警察もの」は終わっているように思います。
櫻子さんの足下には死体が埋まっている(フジテレビ系 21:00~21:54)
「今期はアスペルガー主人公作品がない」と先日書きましたが、ここにありました。主人公は骨が好きだそうで、骨のみを分析して事件の核心にたどり着くようです。「ようです。」とあるように、主人公を交えた会話が「変な人」感覚丸出しで、見聞きして疲れてしまいます。
主人公を特殊な性格を持つ者として際立たせる方法は、やりすぎると飽きられるのでしょうね。観月ありさ氏連続主演30作目だそうですが、ただ30作連続というだけで、「誰のため?」と思うばかりです。10分間程度で挫折しました。フジテレビは、「ドラマのつくり方」についてもう一度見直されてはいかがでしょうか?
フランケンシュタインの恋(日本テレビ系 22:00~22:54)
この作品は、出演者やスタッフ、音楽から推して、2011年の「妖怪人間ベム」を制作した人たちが数多く関わっているようです。「妖怪人間」は、5話位までは面白かったなあ!傑作と言えました。しかし5話以降は脚本がグダグダになり、並の作品になりました。
この作品では、綾野剛演じるフランケンシュタインが人間の女性と会い、徐々に人間界に馴染んでいくことを描くようです。第一話から脚本の起承転結がグダグダで、この先が思いやられる展開でした。脚本家さんは、妖怪人間第5話で才能が出尽くしてしまったのでしょうか?
この種の「非人間」が人間界に関わっていくお話ですと、誰もが知っている「泣いた赤鬼」のような展開が期待できます。もう少し見守ってみることにします。
Posted at 2017/04/25 21:10:01 | |
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