2019年12月12日
太陽にほえろ!に昭和55年に登場したドクター(ドック)刑事は、登場早々に出くわした被害者の検視をし、その結果がことごとく外れたために、しばらくの間「ヤブ」と呼ばれたものでした。
時は流れ、現在、私の家では家族が、咳が出る状態が5日近く続いています。私は医療関係者ではありません。しかし、咳が続くとのどの肉部分に炎症以上に痛みが発生し、苦しい時間が継続するため、咳の原因となる炎症を速く抑えることを第一に考えています。ただし、単に鎮咳剤を使うということではなく、炎症の原因を除去し、赤みを抑え、痰の出を促進する、というものです。幸い、私のかかりつけ医はそこを第一に考えてくれ、咳の継続時間を短くすることを第一に考えてくれています。
ところが、その家族はかかりつけ医が呼吸器や循環器ではなく、呼吸器ではない内科系二箇所なのです、
一番最初に行った病院では、のどの状態も見ずに
「この季節、エアコンの使用によって湿度が低下し、のどが痛むのです。」とのことで、トローチを処方したのみでした。
二番目の病院では、
「かぜ」
とだけ診断し、風邪薬(症状の緩和)を処方したのみでした。
現在もせきは続いています。
まあ、どちらの医師もひどい診断です。どちらも気道関係の専門家ではないとはいえ、「それなら診断するな」と言いたくなるほどです。
私は、ある分野の診断をしておりますが、
1.状況は根掘り葉掘り細かく聞き出す
2.対象物の構造や状況を知る、調べることに時間を惜しまない
3.確率・症例で判断しない
4.費用や肉体、精神的不安のバランスを考え、肉体、精神、費用の順序で優劣を決める
5.二次災害は、必ず避ける手法を選ぶ
を旨として、診断しています。
世の中に、医師以外にも故障を直す仕事、トラブルを解消する仕事、悪くなった組織を直す仕事、などがありますが、「これは見事な診断だ!」と、感心する説明をする人はほとんどいませんでした。
たいていは、「耳を傾けて聞いているふりをしながら、提案できることは1つのみ」の「企画コンサル営業」や、「同じような例がいくつもあって」の「統計家」ばかりでした。大体、皆対象物を見なさすぎです。見ないので単純化した答えを言うだけなのでしょうね。
「昔は良かった」ことはありませんが、それでも「アジリティ」という言葉が流行ってから、この傾向はよりひどくなっているように感じます。
世の中はさておき、私が仕事でかかわる範囲だけは、そんなでたらめは許さないようにしています。
Posted at 2019/12/13 00:31:17 | |
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