もうそろそろ2020年が終わりですね。2021年というと、21世紀になってからもう20年も経過してしまった、ということです。その頃は、2000年になった時の方が、「ミレニアム」「千年紀」「Y2K」と騒いだような記憶があります。
そして2020年ですが、その前年の「働き方改革」、そしてコロナウィルス蔓延防止から、世の中の動向が大きく変わった年でした。
すでに、「ことわざ」「格言」は廃れており、インターネット上の文章やスピーチなどから消えています。あわせて、「昔からこうだと決まっているんだ」「常識だろ!」などという、言い伝えを基本とした、根拠を示さない説も随分と見なくなりました。新聞の読者欄への投稿を読みますと、
「お年寄りからいわれのない注意を受けた。こちらは根拠にのっとった活動をしているのだから、お年寄りの考え方が間違っているか古いのではないか」
とする意見がかなり増えています。あわせて、SDGsの観点からも、
「古い世代が無神経に古い価値観を子供に教えることで、世間に古い価値観が蔓延してしまう。」
という、罪の意識ない伝承の悪影響が論じられてきています。
車の世界でも、電動駆動化、ただし、エンジン廃止やバッテリーEVの推進ではない傾向が強まってきましたし、車体形状も3ボックスセダンやクーペ、ミニバンの衰退が急速に進みました。今や、運転支援装置の搭載は当然になり、5年も経過するとレベル3自動運転やレベル4も可能になってきそうな、変化の早まりを感じました。
経済の上では、電子マネーの伸びや「既存の無料サービスの有料化」が明らかになってきました。街に目を向ければ、男性ばかりの定年世代が退職し、男女均等に新人が入社、駅を歩いている男女比はほぼ1:1:です。
2014年に「
20年か30年ぶりに世相が変わりそうな気がする」と書きましたが、ほどなく「ギャル」「ギャル男」は絶滅し、「ヤンキー」も忌み嫌われる存在になりました。学生は「勉強をして仕事が出来るようにならないと、貧困になる」という考えが広まったのか、コギャル的要素の子供は絶滅しました。合わせて、ファッションまでも衰退してしまいましたが、余裕のない社会になりやしないか、少々複雑な思いです。
2021年は、「昔にこだわっていたら、あっという間に世の中に置いて行かれる」時代になりそうです。私も「昔のこと」がよくわかる年代になってきましたし、昔のことをよく記憶している方だと思いますが、つとめて「昔は」と言わないようにします。電子技術や時代に合わせた考え方を積極的に採用し、資源や手間(自分にかかるものも、他人にかけるものも)を削減します。
足(口に糊をする手段)も、今のところは自動車ですが、その他の得意(特異)な部分も、徐々に表に出していけると良いな、と思っています。
そんなこんなで、車は低年式のままですが、2021年もよろしくお願いします。
Posted at 2020/12/31 21:11:46 | |
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