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2021年01月24日 イイね!

2021年冬期テレビドラマ選択状況

 2021年冬期のドラマ各作品が、おおむね出そろいました。再度緊急事態宣言が発令される中、各作品とも蜜を避けたと思われる設定や描写が多く、作りに制限があると推察されます。関係者の苦労は大変なものだと思います。暗くなりがちな日常生活の中、エンターテインメントを提供してくれる方々の努力を感じながら、評論は努力を考慮せず、厳しく行ってまいります。放送開始時刻が24時よりも前の作品について、おおむね第一話を見た中での選択状況と、採用、不採用の理由を説明していきます。

【月曜日】
監察医朝顔 フジテレビ/21時
 継続して見ています。相変わらず、仕事と家庭の描写のどっちつかずの印象がぬぐえません。子役の子の、実在の子供らしさがかわいらしいです。そのかわいらしさは、主人公の仕事の厳しさとの対比で描くと、より光ると思います。今のままでは、家庭を描きすぎのように思います。

アノニマス~警視庁“指殺人”対策室 テレビ東京/月曜22時(初回放送1月25日)
 もっとも放送開始日時が遅い作品です。少し前まで「ドラマbiz」としてビジネスに向けた、とされる作品を放送していましたが、今は普通の作品シリーズとなっています。前期の「共演NG」は奇をてらいすぎ、「楽屋受け」に過ぎたように思います。今回の作品は、題名や紹介文を読む限り、より普遍的な作品にしているようです。あらためて評価します。

【火曜日】
青のSP—学校内警察・嶋田隆平—
フジテレビ/火曜21時(初回放送1月12日) 藤原竜也

 この作品は、設定、表現など、斬新さを感じるものになっています。別途書きました通り、十分評価できる作品になっていました。もちろん、見続ける作品にしました。

オー!マイ・ボス!恋は別冊で TBS/火曜22時(初回放送1月12日) 上白石萌音
 お仕事もののふりをした、女性向け男女萌えベタベタものドラマの第三弾です。マンネリ化を危惧したのか、今回の作品は「女性ファッション誌編集部」を中心として、従来は主人公が好きになるはずだった上司を女性化(演、菜々緒)、好きになる相手はその上司の弟という設定になっています。

お仕事ものドラマとしての要素は強められていますが、各種の設定に古さや詰めの甘さが見られます。第一話では女性上司が土下座をして解決、第二話は遊びの分野で主人公が交渉相手を説得、という、20-30年前のお仕事ドラマを思わせる展開になっていました。

この作品に感じたのは。近頃のドラマは視聴対象を男か女か、明確に分けて作品作りをしているように感じます。「ドラえもん」以前のアニメーションは、ロボットを中心とした「男の子向け」、魔女を中心とした「女の子向け」に分けていたものです。テレビドラマにはそのような区分けはなかったのですが、ここへきてその区分け傾向を感じます。SDGsや男女共同参画社会という言葉とは反対に、特に若年者では男女の分化が起こっているのではないでしょうか。

このドラマとしては、「忙しくならなければ見る」程度にしておきます。

追伸
 それにしても、「セシルマクビーの実店舗閉鎖」や「JJの紙媒体廃止」などのニュースがあった後のこのドラマです。女性ファッション誌が舞台、と言うだけで古さを感じてしまいます。また、お仕事ものの描写としても、主人公上司の指令が不完全なので起こったピンチ、など、上司像も古くて古くて。雑誌社の内情とは、こんなにも古いままなのでしょうか。

【水曜日】
ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 日本テレビ/水曜22時(初回放送1月13日) 菅野美穂
 このドラマの脚本は、かつてトレンディドラマ脚本家として活躍していた「北川悦吏子」さんです。劇中にはまるで自虐を思わせるセリフがあり、トレンディドラマの時代が、ずいぶんと昔になったことを感じさせてくれいます。

作品そのものは、トレンディ脚本家のシングルマザーとオタクの娘とが同時に恋愛をする展開となっています。1話の時点では友達母娘のセリフ回しが、かつての「ナースのお仕事」を思わせるもので新鮮でした。しかし、第二話にしてストーリーがほとんど展開されておらず、飽きを感じてしまいました。友達母娘のセリフまわしも、飽きてしまえばエキセントリックな印象でしかありません。エキセントリックな人というのは、どうにも心に響きません。

従って、この作品も「忙しくならなければ見る」程度にしておきます。

【木曜日】
遺留捜査 テレビ朝日/木曜20時(初回放送1月14日) 上川隆也
 テレビ朝日流の、完成されたマンネリ作品、かつ、変人主人公設定故に、見ないことにしています。

にじいろカルテ テレビ朝日/木曜21時(初回放送1月21日) 高畑充希
 無医村の診療所にやってきた、難病を抱える主人公医師と田舎の人との交流を描くドラマでした。かつて放送されていた「私失敗しない」医師の作品とは、全く作風が異なります。

田舎ならではの緩い雰囲気と、セリフの数が多く、日常の普通の人をうまく描く岡田惠和氏の作風がよく合っています。第一話にもクライマックスはありましたが、田舎なりに大ごとのクライマックスではなく、現実にありそうな程度の転落事故を描いていました。

平和でNHK的な印象のドラマではありますが、「平凡そうだから」という理由だけで挫折してしまうには、少々惜しいような気がしました。そのためこの作品も、「忙しくならなければ見る」程度にしておこうと思います。

知ってるワイフ テレビ朝日/木曜22時(初回放送1月7日) 大倉忠義
 この作品は放送開始時期が高く、かつてのドラマ「プロポーズ大作戦」を想起させる作風でしたので、個別で概要を書きました。2話、3話と見てい行くうちに、面白さを感じるようになりました。

見続けるうちに、登場人物の性格設定の甘いところも見えてきてしまいました。主人公と主人公妻は、変える前の世界では「家庭教師と教え子」でした。就職活動に失敗した教え子と結婚する展開でした。主人公妻は主人公に対して、ある種の尊敬とあこがれを感じていたようです。しかし、約10年後の現生では、「どの面下げて帰ってきた!」などの、暴言を吐いています。順当に考えれば、憧れ状態から暴言を吐くような行為へ変化はしません。「黙って去る」のが普通です。従って、いかにも韓国原作作品らしい「ヒステリックな女性」になってしまっていたのが、現生の広瀬アリス演じる女性だったのでした。

韓国原作作品は、その辺の設定や描写がご都合主義で決められてしまっていますので、日本に持ってくるときは「エッセンスだけ」にしましょう。

まあ、見続けます。

江戸モアゼル 日本テレビ/木曜23時59分(初回放送1月7日) 岡田結実
 江戸時代の花魁?が、現代の日本にタイムスリップし、今の日本のおかしなところを指摘する、作品の様でした。同種の作品は、これまでたくさんありました。「ギャルサー」では、カウボーイがギャルのサークルのおかしさを指摘、「サムライせんせい」では、江戸時代の人物が現代の日本のおかしさを指摘していました。

この作品も、全く工夫の跡は見られませんでした。見続けても良かったのですが、主人公の声やせりふ回し、発声などから、少々聞きづらさを感じてしまい、なんとなく見なくなてしまいました。それに主人公が花魁では、アクティブな活動が見込めないので、ストーリーの規模が広がらなさそうですしね。

【金曜日】
警視庁強行犯係 樋口顕 テレビ東京/金曜20時(初回放送1月15日) 内藤剛志
 この作品は、「田舎の老人」向けです。第一話ではネットニュース企業の編集長にエキセントリックな演技をさせて憎しみを向けるようにさせ、第二話では私立中学入試の裏口入学を取り扱っていました。すなわち、「都会にある者は全部だめだ!」論です。

内藤隆司演じる刑事ものも食傷気味で、「この人は、「必ずホシを挙げる!」と言いながら、自分は運転手付きの車で現場に行くだけの人ではなかったっけ?」思えてしまいます。こちらの作品はもっと現場寄りで、積極的に自分から単独で現場に行っていますので、まだ見ごたえがあります。

田舎の年より向けの古臭い脚本にうんざりするまでは、見続けようと思います。

ドリームチーム NHK総合/金曜22時(初回放送1月22日) 山口紗弥加
 紹介欄で面白そうに感じつつ、TBSを優先してしまいましたので、見ていません。NHK作品なので、見ないかもしれません。

俺の家の話 テレビ朝日/金曜22時(初回放送1月22日) 長瀬智也
 エキセントリックな脚本化の、宮藤官九郎氏作品のドラマです。セリフ回しでこれまでの背景が説明される当り、丁寧なのかぶっきらぼうなのか、複雑な思い出15分間を過ごしました。しかし、脚本家の「奇をてらえば面白いだろう」という狙いしか感じられず、挫折しました。私と宮藤官九郎氏の感性は、全く合わないようです。

【土曜日】
レッドアイズ 監視捜査班 日本テレビ/土曜22時(初回放送1月23日) 亀梨和也
 神奈川県警に設置された、防犯カメラで管区内を視察、捜査する物語です。主人公には恋人が殺された過去があり、その犯人を捜すことも描かれます。

もう、設定自体がどこかで聞いたようなものの詰め合わせです。特に「絶対零度」との類似性を強く感じます。蜜を避けるために、昼間のロケを削減するとなると、どうしても監視カメラと夜主体の作品になってしまうのでしょう。

その第一話を見て、あまりの空っぽ内容ぶりに驚きました。もとより日本テレビ土曜日ドラマは若年者向けで、起源は「金田一少年の事件簿」辺りにあるようです。そしてこの作品は、刑事と犯人の鬼ごっこに過ぎませんでした。しかも鬼側はカメラに行動が監視され、ただただ不利、というものです。

私はこの作品を見て、昭和59年頃に日本テレビで放送された「人工衛星クイズ」を思い出しました。スタジオと現場(多分エジプトなど)を人工衛星で同時中継し、回答者(公募した一般人)が中継画面を見ながら、現場で走り回る人(山下真司)に、そこの建物に行け、だの、その箱を開けろ、だの、指示するものです。おそらく、当時のパソコンで人気があった「アドベンチャーゲーム」を題材にしたと思われますが、つまらないのつまらなくないの。3回程度で終了したと思います。

このような「鬼ごっこドラマ」でしたので、1話の途中で挫折した人が多いことでしょう。同じような展開のままでしたら、2話、3話と挫折者が増えて、低視聴率へと真っ逆さまになることが目に見えています。いくら若年者対象だからといっても、若年者を馬鹿にしすぎです。

まあ、登場人物にまつわる物語を描いていけば復活できる可能性もありますが、1話がひどすぎて私には解決策が思いつきません。

モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ テレビ朝日/土曜23時(初回放送1月23日) 小芝風花
 ドラマ集中帯ゆえに、見られていません。ものの気持ちがわかる主人公とのことで、ちょっと気になる作品です。

ここは今から倫理です。 NHK総合/土曜23時30分(初回放送1月16日) 山田裕貴
 NHKらしくない、若者の乱れた生活をいろいろ更生させる作品とのことです。カウボーイもサムライも花魁も出てこないようです。NHKらしくない、過激な描写があった模様です。ドラマ集中帯ゆえ、見られていません。

書けないっ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~ テレビ朝日/土曜23時30分(初回放送1月16日) 生田斗真
 この作品も見られておりません。

その女、ジルバ フジテレビ/土曜23時40分(初回放送1月9日) 池脇千鶴
 今のところ私は、情報7daysを視聴して、この作品を録画しています。2話まで見ましたが、まだ面白さは感じられていません。挫折の文字が浮かんでいますが、お付き合いもあって見続けると思います。

【日曜日】
天国と地獄~サイコな2人~ TBS/日曜21時(初回放送1月17日) 綾瀬はるか
 サイコパスな人、というのは、周囲を乱します。うつ病を始めとした、職場で心を病む人の問題がありますが、私はその人の周りには必ず「サイコパス」がいると思います。

主人公を演じる刑事(綾瀬はるか)は、自分のことが優秀だと思っていて捜査をかき乱し、大した成果を得られないのに反省もしない、という刑事です。これまでの「刑事くん」以降の多くの刑事ものでは、主人公の刑事に感情移入してもらうべく、以下のような人物を主人公に据えてきました。

「先輩刑事に早く追いつこうと駆け巡るも、常に先輩刑事が先回りしている。まだ成果は得られないけれども、頑張っていこうとする」
「出世をしていないベテラン刑事。捜査を足で稼ぎ、犯人逮捕に至っても決して自分の手柄とせず、「捜査はチームワーク。たまたま犯人にたどり着いただけ。」と、手柄を固辞するか、他人に花を持たせる。」

こうすることで、視聴者に主人公を愛してもらおうとしたのです。しかしこの作品の主人公には、全く好かれる要素がありません。「私仕事が出来るんです!」と言うだけでした。

その主人公刑事と犯人とが階段で転落、心の中が入れ替わってしまうところで1話が終了し、以後につつく模様です。何のことはない、山中恒原作の「おれがあいつであいつがおれで」です。それでも前回は2007年の「パパと私の七日間」でしたから、久しぶりです。

冒頭にも書いた通り、サイコパスの悪影響はテレビ画面を通じてもあると感じています。自己防衛のために、挫折しました。

追伸
 綾瀬はるかは、切れ長の目が真ん丸になるほど目を見開いて演じています。中身入れ替わり後の妖しい表情も、これまで清潔感たっぷりだったイメージからの脱却を図っているポイントかもしれません。

君と世界が終わる日に 日本テレビ/日曜22時30分(初回放送1月17日) 竹内涼真
 「主人公が出勤中、トンネル崩落事故に巻き込まれ、脱出後にゾンビに支配された世の中になっていた」、という設定の物語です。古くも懐かしい「ゾンビの動き」が面白かったのですが、荒唐無稽な設定に、すぐに飽きてしまいました。
残念ながら、10分間で挫折しました。

まとめ
 そろそろ、日本テレビとTBSの作品のマンネリ化を感じています。特に日本テレビは、若年者を何か特殊な世代である者と、誤って捉えている節があります。日本テレビに、何らかの病巣があると考えられます。TBSは制作会社が一本化されて、経営の効率という意味では良いのかもしれませんが、どれもこれに似たものばかり、という状況になってきています。一方で、フジテレビとテレビ東京は、「もう後がない」と色々挑戦していることを感じます。

また、土曜日23時台に作品が集中しすぎており、一部を金曜日の同時間帯に移した方が良いように思います。ドラマ視聴者を育てる意味では、局ごとの競争よりも協調路線の方が良いように思います。

と、比較的充実が予想されるこの期のドラマですが、緊急事態宣言で話が尻切れトンボにならないことだけを祈っています。
Posted at 2021/01/24 15:54:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ

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