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　本日，YOUTUBEを覗いていましたら、「フランダースの犬」1話がおすすめ動画に出てまいりました。言わずと知れた、最終回に主人公のネロがルーベンスの絵を見た後、絶命していしまうお話です。

　もちろん、第一話から最終回に向けてまっしぐら、という形ではなく、平穏な日々も描かれます。ただし、アロアの父親のコゼツやハンスなどから、ネロが目を付けられるような描写が少しずつ出てきます。

たとえば、村人総出で枯草集めをする日、おじいさんは朝体調が悪いか何かで出られなかったので最初はネロが出て、午後からおじいさんに替わるような回がありました。コゼツは午後の様子だけを見て、ネロのことを「年寄りを働かせて自分は遊んでいるけしからん子供」と思うシーンなどがあります。

私が悲しいと感じる話は、最終回以外にもあります。最終回に至る12回程度はどんどん悲しいお話しになっていくのですが、中でも私には、

「おじいさんがネロに紙をプレゼント、渡した直後におじいさんは体調が悪くなり、玄関に倒れ込んでしまうお話」

が悲しく感じられます。
幸い私の近親者では倒れ込んで入院、という人はいないのですが、それでも家族を亡くしています。おじいさんをベッドに寝かせ、

「紙なんかいらないから、おじいさんの具合が良くなってほしい」

と思うネロの気持ちがよくわかります。

お話は順次公開の様ですが、よろしければご覧になってみてください。