
アルバイトの記憶 スペード社シリーズ
そんな悪臭で幕を開けた第二シーズンのアルバイトでしたが、ついに不景気を感じるようになってきました。昨シーズンに私が見た募集広告は、確か年初のアルバイト情報誌でした。ちょうどその募集や広告をどうしようか、と監督社員さんが考えていた時期らしく、職長に、
「今いる人たち(約30人)だけで乗り切れるか?」
と聞いていたようです。
夏頃に最少人数となってはいたのですが、この頃になると西郷里大学の院生さん、落語さん、みのむしさんという3人、来月大学からはTAOさん、GAOさん、山辺さん、ジャイアンさんという4人の計7人が加わっていたのですが、それでも力不足は否めません。
昨シーズンの私は、立って仕事を待つ一アルバイトとして黙々と仕事をこなすだけでしたから、全体のことは把握できていません。しかし、繁忙期当初は立ちんぼが出るほど人がいても仕事はようやく回る程度で、アルバイトは徐々に自然に減少、その現象と仕事の減少が何とかバランスして仕事を終えていたように思います。大まかに、1月2週目から3月2週目がその繁忙期でした。
職長に意見を求められた私は、
「自然減もあるし繁忙期は偏っているしで、20人では厳しいですよ」
と答えました。職長も同じ意見だったようです。結果として公募は行われましたが、最大人数は昨年ほどではありませんでした。そのため、コマンダーさんも王様さんも採用にならなかったのです。
第2シーズンの年末年始はまだ仕事は忙しくはならず、単発の配達や受取程度で、平和に働けました。昼食も、みんなで弁当屋やコンビニに行ったりすることができ、楽しい期間だったと思います。
その代わり、この時期は記憶があいまいでして。のちにまた書きますが、私は昨秋から放送を開始した「カウントダウン100」ではやりの音楽を覚え、音楽の話もするようになっていたと思います。多くの人と「ほどほど」の関係を持つには、「車や古い刑事ものドラマが好き」というのではだめで、広く浅くはやり事を抑えていた方が良いのです。
このように適度に職場になじんだ私は、1月10日頃にいったん学校に専従することになり、コマンダーさんと王様さんを連れた1月20日まで離れ、再び学校に専従して2月2日頃に復活するのでした。
Posted at 2025/03/18 22:54:46 | |
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