2003年07月14日
このブログを読む方は、日付にお気をつけください。このブログは、2003年7月の14日かその前の週に行った、「日産 スカイライン GT-B」の試乗の感想を、2011年12月に思い出しながら書いているものです。
この日は確か父の納骨の日で、午後は暇になりました。平日ですし何もすることがないので、当時水海道市にあった「スカイラインミュージアム」に行ってみたのでした。
確かこの前にも一度行っているような気がするのですが、その日がいつだったのかは思い出せません。いや、もしかしたらこの日が第一回目で、この次の際に試乗したのかもしれません。いずれにしろ記録が残っていないので、この日をスカイライン試乗日とします。
スカイラインミュージアムは、旧いスカイラインをスーパーマーケット跡地にただ置いただけの場所でした。旧型車好きにとってはそれでも十分楽しめ、また、気分が高揚するものです。さらにこのミュージアムでは、「保険協力金1500円を支払うと、助手席に館の人が同乗するものの、約4kmを運転できる」サービスを行っていました。
もしこの日が二回目であった場合、一回目の際にもに乗りたかったのですが、その日は運転サービスに気づいたのが閉館直前の時間であったため、乗れなかったのでした。そしてこの日の試乗となったわけです。乗ったのは、「スカイライン(S54B) GT-B」です。
エンジン
プリンス製の直列6気筒SOHC2バルブエンジンに、3連ウエーバー(?)を装着したエンジンです。確か120馬力くらいでしょうか??吸気音から推して、エアクリーナーはついていなかったかもしれません。独特の吸気音を聞きながら、いかにも操っている感じを楽しみます。
吸気管が短いためか、2000回転以下はパワーがありません。そんなわけで、横に乗っている人は「普通の車よりも回転を上げ気味にして走ってください」と言いますが、私もソレックスキャブを付けていたことがあるので、大体わかります。
おおむね3500回転から4000回転まで上げてシフトアップしますが、車体が軽いため、パワーは十分に感じられました。びっくりするほどパワフル、という感じではありませんでした。
トランスミッション
5速か4速かはわかりませんが、当然MTです。シフトした時の感じはしっかりしていますが、シフトが入ってからのレバー位置は、あいまいだったように思います。
また、1速にはシンクロが付いていないため、2速にシフトアップしたら停車するまで1速には入れられません。途中にノロノロ走る走る車がいたので、4速から3速にシフトダウンをすると、館の人が関心をしていました。それだけMTを使える人がいないのでしょうね。
ステアリング
かなり遊びが大きく、まるでゴムをねじるようでした。また、フロントの重さを明らかに感じました。
サスペンション
フロントダブルウイッシュボーン、リヤリーフリジッドだと思います。ショックアブソーバーがへたっていて、ふわふわと上下動が止まりませんでした。
ボデー
当然クーラーはありません。その他快適・便利装備はありません。当時は車があるだけで贅沢だったと思います。視界は良かったですよ。
まとめ
「旧車はカッコイイ」などと言いますが、実際に旧車に乗ると暑いし疲れるしで、大変ですよ!旧車を買おうと思っている人は、苦労を買うと思ってください。
結局、このスカイラインミュージアムは翌年くらいに閉館されたと思います。今思えば、貴重な経験をしたものです。こうやって8年たっても、当時のことがまるでさっきのことのように思い出せるのですからね!!
Posted at 2011/12/13 22:12:56 | |
トラックバック(0) |
旧型車 | クルマ