2004年06月06日
このブログを読む方は日付にお気を付けください。このブログは、2004年6月に参加した「ブリヂストンタイヤ タイヤセーフティトレーニング」に参加したことを2011年12月に思い出しながら書いているものです。
このイベントの存在を知ったのは、前年でした。その頃はもうイベントの募集が終わっており、参加できなかったのです。今年こそは、と募集開始時期からインターネットを毎日見ていました。そして募集開始日に応募しました。
この時期は会社命令により、日曜日にとある講座に通っていましたが、こんな経験はなかなかできないと思い、講座を休んで参加しました。講師は、ブリヂストン社員と清水和夫さん、岩貞るみこさん、チャイルドシート評議会会員の方でした。
場所は、那須塩原のブリヂストンタイヤ工場併設テストコースです。集合時間は確か9時だったかな??高速道路で行っても良かったのですが、時間制限がそれほど厳しくありませんでしたので、一般道路で行きました。会場には40人くらいいたのかな??ほとんどの人が車で来ていたようですが、電車という方法もあったのですね。
会場に着くと、まずは講義を1時間程度受けました。その後コースに移動し、ランフラットタイヤの空気を抜いてみての体験走行、普通タイヤの空気をほとんど抜いてみての走行を試しました。
ランフラットタイヤは、ほとんど普通のタイヤと同じように走行できました。空気抜きタイヤではほとんどパワーステアリングが効きませんでした。「空気が抜けたタイヤはこんなに重いのか?」と思いましたが、良く考えればステアリングシャフトがねじれずにタイヤがねじられるのでパワーステアリングが効かないのですね。
次は、チャイルドシートについての説明と、お年寄りの視界を再現するメガネを体感するところに移りました。
その次は、フルブレーキングの練習です。岩貞るみこさんが隣に乗っていたのですが、私はこの2日前にd-rightsでの特訓で、「ブレーキペダルは蹴ってはいけない。最初じわっと踏み、その後踏みつける」と言われましたので、その通りにしました。すると岩貞さんから、
「あなた、ブレーキの踏み始めが弱いですね。普段乗っている車はABSなしですか?」
と見透かされたので、「そうです」と答えました。すると、
「ABS付き車は、最初からドンと踏んでください。」
と言われました。
ここで昼食になったのかな??結構暑くて、休憩にちょうど良かったです。
午後になると、雲行きが怪しくなってきました。遠くで雷鳴も聞こえます。午後はまず、「スニーカー」を履いたマークⅡと、「B70」を履いたマークⅡを濡れた定常円で走らせ、その限界時特性の違いを確かめました。はじめは清水さんがデモ走行をし、その後参加者が一人ひとり確かめます。
清水さんのデモ時に、ジムカーナ同乗時のように、「左手をアシストグリップに、右手をドアノブに」置いたら、清水さんから「そんなに構えなくても大丈夫だよ」と言われました。
その後、メーカーの人同乗で、一人ひとり試してみます。スニーカーとB70とを比較すると、確かに価格の分だけ?B70の方がグリップレベルが高く、速度にして時速5km程度高い速度でも走れます。
スニーカーの方がグリップレベルは低いですが、スリップが始まるまでのグリップ低下が穏やかで、こちらの方がコントロールしやすいとも言えます。どちらを選んでも良いと思います。欲を言えば、もっとハイグリップタイヤも試してみたかったです。
次は、ハイドロプレーニング体感です。これは危ないので、テストドライバーが運転する車への同乗走行です。時速100kmで水たまりに侵入し、ステアリングを左右に振っても車が曲がらないことを試してくださいました。このハイドロプレーニングはともかくとして、グリップが回復するときの方が怖いですね。一般の人に運転せさせると、この時にステアリングが曲がっていてコースアウトするのを防ぐためのデモ走行なのでしょう。
その次は、フルブレーキングです。これは運転させてもらえました。たしかプレミオの1500ccエンジン車で、時速100kmからのフルブレーキングで何mで止まれるか、を測定します。たしか私は、22mか23mで止まれたのかな?埼玉の家には記録が残っています。思い切りブレーキを踏むのは良いのですが、止まるまで踏み続けることが大変だと思いました。意外に時間が長く、しかも足が疲れてくるのですよ。
レスキュー隊の人の人たちの言葉だと思うのですが、「もうダメだ、もう疲れたでは人は救えない」とありますが、疲れたと言ってブレーキを踏む力を弱めると、もしかしたら自分が助からないのかもしれないですし、人を殺すかもしれません。ブレーキを踏む訓練は、もっと多くの人に必要だと思います。
最後に、観光バスでコースを一周して終わりでした。
最初の建物に戻り、講師所見、そして参加者の車のタイヤ診断結果をもらって解散となりました。私の車のタイヤはショルダーが削れているにもかかわらず、溝の点でOKとなっていました。ショルダーが削れるのは、まあ、大丈夫なのでしょうね。
帰りは急がないので、一般道で帰ります。もう急がないので構わないのですが、ひどいどしゃ降りとなりました。結果として、この日が関東の梅雨入りとなりました。
ほかのタイヤメーカーがこのようなイベントをしているかどうかわかりませんが、非常に良心的なイベントだと思います。タイヤだ横滑り防止装置だと言っても、危険な状態を体感してみないとありがたみがわかりません。
他のタイヤメーカーのみなさん、自動車メーカーのみなさん、自動車部品メーカーのみなさん、ぜひこのようなイベントをお願いいたします。
Posted at 2011/12/18 22:01:34 | |
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2004年06月04日
このブログを読む方は日付にお気をつけください。このブログは、2004年6月に行った d-rights主催のドライビングスクールについて、2011年12月に思い出しながら書いたものです。
この日は有給休暇を取って、ツインリンクもてぎで催された「d-rights ドライビングスクール」に参加しました。前年に父を亡くし、一周忌も済んでいたのでそろそろ遊んでも良いかと思い、このような車遊びのイベントに参加したのでした。そもそも車のスポーツドライビングは全くの自己流で、カートップ誌の別冊で読んで学んだだけでした。
2002年に「ベストモータリング」に出合い、黒沢元治さんが教えるコーナーで運転スクールの存在を知り、インターネットで調べてここにたどり着いたのでした。
会場には集合時間頃につきました。既に来ていた参加者の車は、ロードスターが価格的に近いだけで、あとはポルシェが多かったのかな??平日に、しかも決して安くない値段で催される、仕事には関係ない講座ということもあってか、参加されるのはお金持ちばかりなのかな???
ポルシェはお金を積めば買えますが、このコロナは当時でも少なかったことでしょう。お金を積んでも変えないコロナに誇りを持ち、課題に臨みました。
最初は、「強制後輪横滑り装置」での後輪スリップ状態から復帰するトレーニングでした。直線走行中に後輪が横滑りを起こすことはまれなので、ついついカウンターステアとは逆の方向にステアリングを切ってしまうことがありましたが、何回か成功したのかな??
たしか午前はその場所のみでのトレーニングでした。昼食時間を挟んで午後は、パイロンスラロームでスピンさせてみる練習だったと思います。この頃のコロナは、もうすでにLSDが付いていて、タイヤはA200だったと思います。リヤタイヤにヨーが付いてからアクセルを踏むと簡単にスピンしようとしました。
その後は、疑似ジムカーナをしたと思います。この日はよく晴れて梅雨とは思えない日だったのですが、暑くて暑くて熱中症気味になってしまいました。頭が痛くなるのと、ボーっとする感じがしてしまいました。
確かスクールは午後4時か5時に終わったのですが、この時期の4時や5時はまだまだ昼間です。昼間のうちに終わってしまって、なんとなくもったいない気分で帰途につくのでした。
これまで専門家の指導を受けたことがなかったので、ブレーキ操作やステアリング操作について、良い勉強になりました。
が、パイロンをフロントに挟み込んだりし、フロントアンダーパネルを破損しても修理不能になるため、ほどなくこの車はモータースポーツから引退させる決心をしました。
Posted at 2011/12/18 20:45:13 | |
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