2004年10月09日
このブログを読む方は、日付にお気を付けください。このブログは、2004年10月に行った鉄道旅行のことを、2011年12月に思い出しながら書いているものです。
4月にも5070系の旅に行ってからわずか半年で、ほぼ同じ企画の旅行に参加しました。というのも、確かこの次の日で東武野田線から5070系が引退することが決まり、その前日に特別企画として「と~ぶふぁん どっとねっと」が列車を貸し切っての旅行を計画してくれました。
ただの企画なら参加しなかったでしょうが、さようなら企画とあっては参加しない手はありません。当然参加しました。この「と~ぶふぁん どっとねっと」の主催者である、「ドラム缶」氏は、見た目はいわゆる「鉄っちゃん」ながら饒舌な方で、「5050系が引退の時にも同じような企画をしたいなあ」とおっしゃっていたのですが、この回の企画後、「と~ぶふぁん どっとねっと」は活動休止、ドラム缶氏も行方不明となってしまいました。
さてこの日、関東地方には台風22号が接近していました。前日の中心気圧は、なんと920hPa!前日から雨模様で開催が危ぶまれましたが、なんと決行です。集合場所は前回と同じく清水公園駅でした。
前回と違ってやや肌寒い中、清水公園駅で待っていました。どうやらブラックホール便所は改修が始まったようです。集まっているのは、やはり鉄っちゃん!中には運行中の電車の運転士に話しかけるというつわもの(非常識者)もいました。
今回も前回と同じく、モハ5270に乗ります。私は一人で吊り掛け音を楽しみたいのに、変な人に話しかけられてしまいました。乗り鉄旅行とはいってもツアー旅行のようなものですので、嫌々?話につきあいました。
運行ルートも同じで、春日部で側線に入り、伊勢崎線、日光線と進みます。雨は春日部あたりから徐々に強まってきました。東武動物公園を過ぎてからは列車密度が低くなるうえに線形が良くなるため、運転士さんは爆走してくれました。なんと、時速100kmを超え、ATSが作動するほどでした。
どなたかが走行時の様子を撮影してくれていました。
吊り掛け駆動車の、こんな甲高い音はなかなか聞けません。運転士さんは、これ以降もATSが作動しない程度に爆走してくれました。
今回の行先は、鬼怒川温泉駅です。鬼怒川温泉駅では昼食休憩と、ファン?の方による5000系列の台車についての解説講座が始まりました。この方、単なるファンではなく、鉄道雑誌にも寄稿される方で、説明も非常にわかりやすいものでした。もちろん、わかっている人にわかりやすい、というレベルですよ。
午後は前回と同じく鹿沼往復運転です。乗りたい人は乗り鉄、撮りたい人は撮り鉄ツアーに参加します。当然ですが往復は自動的に乗り鉄になるため、撮り鉄の人の方が多かったです。私は乗り鉄にしました。鹿沼までの途中、大谷川とかいう川を渡るのですが、川の水は濁流で、とても旅行などを続ける雰囲気ではありません。そんな中、吊り掛け音を十分堪能しました。
列車は鹿沼で折り返し、再び鬼怒川温泉駅に戻ります。ここで撮り鉄の人を乗せ、帰路につきます。大谷川は、先ほどよりもひどい濁流となっています。雨もどんどん強まってきます。帰りのトイレ休憩である新大平下駅までくると、時間雨量40mm程度と思われる雨が降っていて、車両を降りるときでさえ、駅舎と車両の間から結構な雨が降ってきます。
インターネット情報を見ている人によると、台風の影響で特急電車は全車運休。走っているのは定期普通列車とこの列車だけとのことです。雨はますますひどくなる一方ですが、運転士さんは域の飛ばし方同様に飛ばします。そして東武動物公園駅では、遠方からの人を降ろし、春日部駅へ向かいます。春日部駅からは再び北上し、館林駅へ向かいます。
この頃には雨がやみ、なんと月が見えてきました。雨がひどかった証拠に、線路と線路の間の枕木のあたりに水がたまり、川のようになっていました。館林駅に着くとすっかり晴れて風もありません。台風一過特有の、生暖かい空気が漂っていました。
そこから今回も10000系で帰宅するのでした。
台風ではありましたが、吊り掛け車ではなかなか体感できない時速100km運転を体感でき、非常に満足するのでした。
聞けばこの台風、中心付近のみ非常に風が強い台風だったそうです。今年の9月22日に来た台風と同じような構造だったのですね。
Posted at 2011/12/24 00:31:05 | |
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