moto('91)のブログ一覧

　テレビ改変期には、実験的な作品や単発ものが多く、いろいろと楽しませてくれます。本作品もその一つです。
　
あらすじ

　高木修一（西島秀俊）は、中小企業に勤めるサラリーマン。栄羽物流本社で経営戦略部に所属し、上司の藤堂部長（白井晃）の下で、常に出世を考えているヤリ手社員。
同期の青山涼子（眞鍋かをり）は「育児休暇などもってのほか」という社風の中で、年齢的に疎んじられる存在になりつつあった。そんな中、高木は「古い会社を変えていこう」と涼子を励まし、長期外部研修へ涼子を推す。しかし、それは涼子を長期不在にさせ、周囲に不要な人材である、と知らしめる為の高木と藤堂の策略だった。
しかしそんな緻密な方法で出世をねらう高木だったが、ある時、自分にもう一人ライバルがいることを告げられる。それは意外にも社内に勤める恋人の花野郁子（紺野まひる）だった。それを知った高木は意外な行動に出る…。
が、そんなある日、藤堂が突然ヘッドハンティングされ、後任には会社を私物化していた藤堂を忌み嫌っていた井上（志賀廣太郎）が就任。高木は最も恐れていた、倉庫への左遷を言い渡される。
作業着に身を包み、田端加代子（もたいまさこ）という定年間近のベテラン社員の隣で戸惑いながら慣れない仕事に取り組むことになる高木。
そんな中でも何とか本社に戻ろうとする高木。倉庫の重要性を身にしみて感じ、井上に対して反旗を翻すのであった。

感想
　一部予算の都合のためか、除外しないとシナリオを評価するうえで厳しい採点になるかもしれないところがあります。

中小企業？
　舞台は中小企業とされていますが、同期社員との争いや社内派閥争い、部署間のやり取りの希薄さなど、大企業的な描き方になっています。中小企業としたのは、予算の都合で出演者を増やせなかったためと考える必要があります。

研修？
　ドラマ中では、「管理職研修」がさも大事なものと描かれています。管理職の資質は研修で得られるものではないのは皆さんもご存知かと思いますが、中小企業に人をそんなところに出す余裕はありません。

全体の感想
　細かいところは抜きにして、ドラマとして面白くなるような基本を押さえていますね。それぞれの要素のつなぎ方がぶっきらぼうな感じはしますが、脚本家として基本の教科書を押さえているというのは良いことです。今回描かれた教科書的な点としては、次の点があります。

・同期の裏切り
・上司の裏切り
・大ピンチをその分野の素人のアイデアで乗り切る
・現場で働く人が会社には重要
・最後は、続編も描けるような、視聴車に将来の期待を持たせるような前向きな終わり方
　
ですね。
　私としては、現場の人との心の通い合いを、現場におけるピンチを彼が身を挺して防ぎ、それをきっかけとして現場の人と心を通わせるように描きますが、ま、これは私とこれ書いた人との好みの違い、としましょう。

　いろいろ学ぶべきことは多いと思いますが、これを書いた「高橋　幹子」さんという方の今後には期待できます。

　年末側の休日はこの日のみです。掃除は終わっているとしても、買い物に床屋にと、結構あわただしい一日になりました。午後6時過ぎに帰宅し、年末テレビ番組の視聴となります。バラエティも格闘技も見ない私にとっては、番組を選ぶことが大変に困難な年末となりました。さて、２００９年のテレビは私を楽しませてくれるのでしょうか？

　比較的年も押し迫った頃に最終回を迎えた本番組を、本当の年末に見ることになりました。
　結果からいうと、もっと演出して面白くできたものを、少しも面白くない演出で見せられてしまいました。カキタニ先生が犯人でしたら、もっとカキタニ先生を描いた方が良かったのではないでしょうかね？いままでほとんど脇役的扱いだったのに、ここへ来て犯人といわれても、なんだかピンときません。

　それはそうと、終わり方を見るとこの二人「白鳥＋田口」両名によるシリーズ展開がありそうな感じでした。連続ドラマとしては厳しいですが、二時間ドラマスペシャルでは話が持ちそうです。この二人のやり取りもなかなか軽妙だしね。願わくば、この二人とガリレオの二人が競演しないかなと思います。どちらも良いコンビで、しかもそれぞれがキャラクター上で重ならない上、タイプも異なるということで、私がライターだったら結構面白い話が書けそうです。フジテレビの人、ここを見ていたら検討しませんか？？？

　コンビニの飲み物の棚で、「水素入り水」などというものを発見しましたので、２３日に買っておきました。どうも「水素」が気になりましたので、あわせて「酸素入り水」を買っておきました。化学は多少かじったことがあるため、どうしても本当かどうか試したくなったのです。

水素
　非常に不安定な物質で、酸素と結びつくときに大きなエネルギーを放出します。ガソリンエンジンの燃焼も多くを水素が燃焼する反応に頼っていますし、バッテリー充電中の爆発事故や水素爆弾は、そのわかりやすい例です。水中に単分子の水素が溶けていたとしたら、これは大変危険なことです。

酸素
　Ｏ２の状態では安定しています。物体を酸化させる「酸化剤」です。

単体の味
　水素水は、ちょっと薬っぽい感じがしました。何となく「硬い」感じで、引き締まっていますね。
　酸素水は、人体への効果はほとんどないと実験結果が出てしまっています。味は軟水という感じでした。

混ぜたら
　何も起きませんでした。味も、水素水が薄まったような感じで、どうということはありませんでした。まあ、予想していたとはいえ、ちょっとがっかりです。

　この日から休暇になる人が半数を占めるため、定時後にちょっとしたお疲れ様会がありました。いつもは私も年末側に休みをもらうのですが、今年は仕事の都合で年始側に休みとなりました。そのため、翌日も出勤する中での会になりました。年末年始休暇が少ない当社にあっても、こういう場面になると急に年末が近づいたような気分になります。しかし、だんだんお盆とか年末年始とかの風情がなくなってきますね。まあ、「住宅展示場や自動車販売店が元旦から営業していた数年前」に比べると、まだましです。私としても、年末年始を風情あるものにするために、三が日はコンビニやチェーン店型飲食店を使わないことにしています。
　「開いていた方が便利」として使ってしまう消費者がいると、事業者はそれに対応するために自分は休むけど従業員には仕事をさせることになり、世の中がますます味気なくなります。ガマンガマン！