2009年01月24日
あらすじ
東京の刑事だった坂口憲二男が南の島の駐在所に異動し、そこで起こる出来事を描くドラマです。駐在所はひとつだけですので、その他の公共施設の人やら村の人やらと、いろいろ起こる騒動を解決していく物語になっています。
今回は、島で親をなくした少女とその弟が、自分から養護施設に入ろうとするのを、坂口憲二男と村の人とで説得し、みなで育てて行こうと誓うのでした。
感想
坂口憲二男の過去には何かありそうですが、彼を含めて登場人物の心理描写がまったくと言っていいほどありません。どうしたことでしょう。その辺は、25日の朝日新聞でも指摘されていました。朝日新聞の紹介欄は評価が甘いため、「後は心理描写だけだろう」と書いていましたが、そこがドラマにとって最も難しく、それでいて重要なポイントなのです。そうそう、朝日新聞は、前の期の「小児救命」も同じような評価をしていましたね。私の感想も、「仏作って魂入れず」このドラマには、うまみがありません。
で、今回自体の感想ですが、いきなり一話で島の出来事に主人公が頭を突っ込むのはどうでしょう???彼自身も異動前はあんなに不愉快でいたのに、島に異動したとたんなんの葛藤もなく島に溶け込もうとする人物に変わってしまっています。普通第一話ではふてくされた彼の姿、島の人と衝突する話を描き、何らかの重大な事故・事件を共同で解決することによって島の人は彼を受け入れ、彼もまた詩までの職務に邁進することを誓う、とするのですがねえ???そんなことで、「第一話なのに、第二話かと思う」と題名をつけたのでした。
さて、この作品は継続して見るかどうか大変厳しい位置にあります。第二話は録画しましたが、今期は結構見る作品が多いため、この程度の仕上がりのままでは落とさざるを得ません。
Posted at 2009/01/25 23:48:45 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2009年01月22日
何の予告もなく(?)、先週放送されたドラマスペシャルです。同名のドラマが木曜11時代に放送されることの、予告的番組だそうです。
作品自体は、フジテレビ系列の「世にも奇妙な物語」と、ほぼ同じようなつくりです。でも、どこかドラマとして未消化なところがあるのが日本テレビらしいところです。ここ1,2年、日本テレビの「フジテレビになりたい病(?)」を感じるんですよね。
それは良いとして、作品そのものに意見を述べます。
この作品は、ある人物が「人生を失敗した」と感じたとき、その原因となった岐路の部分に戻って人生をやり直すことができ、さらにしばらくたってからもう一度やり直すかやり直さないかの選択ができる、というものです。結論から言うと、一番最初の作品が良かったかな?それでも、主人公の母親を大切にする気持ちがあまりうまくかけているとは言えず、見ているこちらの涙を誘うほどまでは行かなかったなあ。このあたりに「日本テレビ」らしさを感じます。詰めが甘い!
第二話は、関西弁が多すぎてあまり聞き取れず、第三話は、これまた主人公の心理描写がうまくできていませんでした。
うーん、日本テレビよ!「ハケンの品格」の成功神話にとらわれすぎているな!早く過去の成功体験から脱却し、刑事物王国だったころの描写の丁寧さをよみがえらせてください。
Posted at 2009/01/23 00:52:29 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2009年01月20日
そろそろドラマらしい描写になってきた本作、一般的なドラマの「第二話」になってきました。人物の相関関係が描かれ始めます。そのためか、今回はやや説明基調でした。もしかしたら、時間調整なのかもしれません。
そうなると「感想」もなくなるわけで、このブログも書きづらくなります。
Posted at 2009/01/21 00:38:26 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2009年01月19日
いやあ、古い古い!このドラマの雰囲気は、「古い」と「つじつまあわせ」につきます。
第一話のあらすじ
エレベーターが停止する事故にあった男三人、女一人は、恋人同士で交換しあい、人間として大きく成長することを望むのであった。
このドラマのコンセプト自体が、バブルのころに良く聞いた表現そのものです。「恋愛は都会の男女のゲームである」です。いやあ、2009年になって、こんな20年前のコンセプトで出てきたこのドラマに驚きです。たぶん、秋の景気低迷以前に企画されたんだろうなあ。舞台も六本木ヒルズと思しき高層マンションだしね。男は全員「カッコウいい」人たちばかりですしね。女のほうも、香里奈だけですが、いわゆる「男勝りのはねっ返りのおてんば」です。ここで真っ先の頭に浮かんだのが、「キモチいい恋したい」です。
ドラマのネタとしては誰でも思いつく、「恋人同士とっかえひっかえで起こる人間模様」ですが、これを書くならきっかけをしっかり書かなきゃ!成否の半分以上がこれにかかっている、と言っても言い過ぎではありません。本ドラマでは、「エレベーター乗り合わせと事故」で片付けてしまったので、まるっきりつじつまあわせそのものです。もうちょっときっかけにはまともなものを持ってきてくださいな!
そんな状況ですので、見所は香里奈の「おてんば」ぶりになります。景気が悪くなると気が強い女性が現れると言われていますが、彼女にはここ数年でだいぶ少なくなってきた「癒し系」なるものを、一掃する力強さがあると言えます。とは言うものの、ドラマとしての浅さを補うほどのものではないので、このドラマは「挫折候補」にしておきます。
Posted at 2009/01/21 00:34:47 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2009年01月18日
その名のとおり、子供番組の「歌のおにいさん」になることになった、大野男の物語です。彼は根性なしの男の役で、番組スタッフに囲まれて番組の再生(?)を目指して、組織内で活躍する物語のようです。
ストーリーそのものは、熱血青春漫画っぽいもので、さほど目新しいことはありませんし、内容もおちゃらけた部分が多いのですが、ところがどっこい、基本に忠実な主人公活躍ものになっています。台詞も、ぜひ就職活動中の学生さんに聞いてもらいたいものもあったりして、なかなかしっかりしていますよ。先代の「サラリーマン金太郎」よりも良くできていそうな感じがします。ドラマとしての味わいは薄いですが、金曜夜の憂さ晴らしものとしてはなかなか良いかもしれません。うーむ、ドラマとしては失格ながら、台詞や物語の展開に期待がかかり、悩ましいところです。
Posted at 2009/01/19 00:26:09 | |
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テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ