この日は、プリウスのGグレードを調べました。Lグレードですが、試乗は済ませてありますのでここでは「違い」について書きます。
エンジン、モーターユニット
何ら変わる事はありません。
ステアリング系統
雑誌によると、パワーステアリングモーターが違う模様です。Lは従来の直流モーターだそうですが、Gは少し違うのだとか?何が違うのかは忘れましたが、200V駆動ではないと思いましたよ。それは良いとして、Gの方が操舵力が重く感じました。Lでもやや重いような記憶がありますが、もう少し軽い方が楽です。パワーステアリングが効いていないかのような感じすらします。
ブレーキ系統
Lは忘れましたが、Gは後輪がディスクブレーキでした。スペック重視の方はディスクにこだわるのでしょうが、FF車のリヤブレーキの制動力なぞ、強すぎて困る方が多いものです。ドラム式の方がセルフサーボがないから良いともいえますが、ドラムブレーキで十分です。なお、ドラムインディスク方式のポーキングブレーキではないため、パーキングブレーキの効きは大変弱くなっています。
タイヤ、サスペンション系統
タイヤは17インチでした。なんでもLとそれ以上のグレード、ないしは、15インチ仕様と17インチ仕様では、ショックアブソーバーが異なるのだとか。雑誌ではLではない15インチ仕様がベストとしているものがあり、17インチ仕様はタイヤがボデーに勝ちすぎているとしていました。私の感想としては、全くそんな事はなく、15インチ仕様で感じた「ボデー後半が突起を乗り越えたときに伝わるブルブル」が、17インチ仕様では無くなっていて、好ましい乗り心地になっていたように感じました。Lより上の15インチ仕様には乗っていないのですが、17インチ仕様でも大丈夫ですよ。
室内系統
メーター内に、「今、ステアリングスイッチのどこに触れているか」表示が行われますが、これは全く無駄そのものです。ステアリングスイッチは、運転手が位置と機能を覚え、前を見ながら操作をするものであって、メーター内を見ながら操作されたら危なくて仕方ありません。
その他の内装は、Lとほとんど変わらない感じがしました。シートだけが革張りで、ちぐはぐな印象でした。
パワーウインドーは、Lにはなかったのか気づかなかっただけなのか、新しい作動になっています。窓が全閉ないしは全開になるその直前で、速度が下がるのです。これは新しい機構ですね。
室外系統
後席ドアを閉めるときの安っぽい音は、Gでも変わりありませんでした。LEDヘッドライトは、点灯直後から安定した白い色でした。ライト表面の温度が上がらないため、ヘッドライトウオッシャーが装備されています。この温度では、とても雪が解けません。積雪地の方は、ハロゲン仕様の方が良いかもしれません。
これもLでは気づかなかっただけかもしれませんが、エンジンルームの下はアンダーカバーで覆われています。これだけカバーで覆うと、かなり空気抵抗は削減できそうです。メンテナンスリッドも付いているため、整備性はそれほど悪化していません。
まとめ
たしかにGグレードは魅力です。でも、Lに対して150万円近く高くなるのは、どうしたことでしょう??昔のクラウンやセドリックではないのですから、もう少し上下の価格差がない方が良いのではないでしょうか?たしかにこれなら間の「S」が売れる中心になります。
Posted at 2009/08/11 19:56:03 | |
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