moto('91)のブログ一覧

　「もしドラ」こと「もしも女子高生がドラッカーを読んだら」は、硬いことをアニメにしてわかりやすく（ねじまげて？）伝えています。ならばその反対のことをするとどうなるか、実践してみました。

この日会社内で、Ｓさんという方が資料を読んでも分からない（本人談）ため、私を席に呼びつけて質問しようとしました。ごくごく簡単なことで、１秒で済みました。なぜこんなことを自分で考えずに聞くのかと思い、こんな風に言いました。

「Ｓさん、１９７２年に兜甲児は瀕死の兜十蔵からマジンガーＺを与えられ、操作方法も分からないまま敵と対峙することになったのです。でも彼は、とにかくスイッチやレバーを操作しながらマジンガーＺを動かして操作体型を自学自習し、敵をやっつけたんですよ。

そしてその７年後の１９７９年、アムロレイはやはり放置されていたガンダムの操縦席に乗り込み、脇にあったマニュアルを読んでガンダムの操作をその場で学び、ザクをやっつけんですね。

そして３２年後の２０１１年、Ｓさん、あなたはちょっと分からないことがあったからといって他人を呼びつけ、全部聞いてしまうんですか。人間もずいぶん墜ちたものですね。」

お互い、あまりに安っぽい説教に大笑いするのでした。やっぱり逆はダメですね。

参考
マジンガーＺ第一話
http://www.dmm.com/digital/anime/toei/mazingerz/index_html/=/ch_navi=/
ガンダム第一話
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=929

　このドラマは、結婚情報サービス会社に勤める香取慎吾男が、そこに登録した黒木メイサにほのかな？恋心を抱きつつ、結婚情報サービス社員としての仕事をするという作品です。でもたぶん、公私混同どころか、越権行為で恋愛路するはないｓになるんだろうなあ。

　前にも言いましたが、ドラマの登場人物に視聴者が感情移入し、そして涙を流すのは「登場人物が自分に不利な選択をしたとき」だと今日の別のブログに書きました。

このドラマは、ジャニーズ事務所の香取慎吾が、格好良さの商品性を保つべくそういうことはせず、きれいさの商品性を保ちたい黒木メイサは、家族３人で１０万円のアパートに住む女性を演じながら、ファッションはとても派遣社員の程度には収まらないきれいさです。そして高校生の弟もイケメンでね。

　朝日新聞の今日のこのドラマの紹介＆批評欄に、「元気がない月９、恋愛ドラマ」とありましたが、出演者が楽しんでいるだけなんだもんなあ。そこには視聴者の存在はありません。実生活でも裕福な生活をしながら、ドラマ中でも撮影を楽しむわけです。

　もう視聴者（特にＦ１層といわれる、２０-３０歳代女性）も、このことに気付いたので、ドラマに醒めたのではないでしょうか？？？そろそろ昭和５０年代初めのような、重々しいドラマが好まれる時代になってきているのではないでしょうか？少なくとも、２００５年は、もっと重々しい作品が多かったですよ。

　さて、出演者が恋にファッションに楽しむ姿が描かれるこのドラマ、黒木メイサの、清潔感と躍動感があふれるファッションは、この春の時期に良く似合っていますが、ドラマは出演者のファッションを楽しむものでもないため、私がこのドラマを継続して見る理由にはなりません。ドラマはストーリーを楽しむもの、遠慮なく挫折することにしました。

　耐久時間は２０分程度でした。このドラマ、舞台は都心マンション在住の主婦ママ同士のいざこざ物語です。主婦同士のいざこざは、かつての社宅時代からあったのでしょうが、こういう閉じた世界おける物語って、恋愛物同様、○（登場人物の整数が入る）人村の物語に他なりません。

案の定、ボスママがいて、だんなの仕事自慢があって、家庭が裕福で、全く生活観がありません。そうねえ、湾岸地域の億ションでしょうか？？こういう閉じた世界観ものは、見ているほうまで気持ちが狭くなります。

　自らの生命を捨てて住民へ避難を促したした役場の女性や、同じく避難を促すために半鐘を鳴らし続けた消防団の人々の話を聞いた後になっては、こういうお金に恵まれて暇をもてあます女性たちのいざこざなど、全く取るに足らない現象です。

このママ軍団本人たちにとっては大変なことなのかもしれませんが、まあ、ヒマだからこういういざこざがあるのかもしれません。働きなさいよ。だんなの給与も高すぎるのではありませんか？

　そんな暇人の物語を、仕事で疲れてやっと帰ってきた私が喜んで見るはずないではないですか。人は岐路に立たされたときに、自分にとって不利で他人につくす「滅私奉公（公でもないか）」を選んだときに感銘を受けるのですよ。長坂秀桂氏が言った、ドラマの基本路線です。脚本作りの教科書にのっとるだけが基本ではないと思いますが、この時期にこの暇人の物語？？？文句なく、挫折しました。

　この日は前日の疲れもあって、家でくつろいでいました。ふと庭に目をやると、鳩がずーーっと何かをついばんでいます。そして、まさに羽を伸ばしてくつろいでいました。そしてしばらくすると猫がやってきて、鳩は木の上に飛んでいきました。人間がかかわらない、動物だけの庭になっていました。

鳥を撮るときには、もっとレンズがしっかりしたカメラが欲しくなりますね。

　かつてＣＭ女優の声をほしいままにしながら、芸能人への道を歩まなかった「松本孝美」氏、この方の声をはじめて聞きました。

この方が出演されたＣＭは、コカコーラ、カリーナ（１７０系前期型）などなど（要するに、列記するほどは覚えていないということ）です。

１９８０年代末期ですね。バブリーな雰囲気が強いＣＭがほとんどであったこと、その後芸能人がＣＭに出ることが多くなったこと、この方が結婚されたことなどで、１９９０年代にはすでに過去の方となっていました。

この方が、花王ソフィーナ日焼け止めのＣＭに出ています。
http://www.sofina.co.jp/whitening/cm/index.html

今の２０歳代の人にはわからないかもしれませんが、１９９０年代半ばには日焼けサロンが大流行し、日焼けがファッションとなっていました。そのはるか前の１９７０年代後半から１９８０年代半ばまで、これまた日焼けがファッションの一つであり、きれいに肌を焼くケミカル（？）が夏の化粧品にありました。また、そのＣＭに出演することが、芸能界入りのきっかけとなっていたのでした。

なつかしいなあ。でも、未だにバブリーな雰囲気が残っているんだよなあ。

で、この松本孝美さん、ＣＭ中では一切声を出していませんでした。これは当時のＣＭが、音楽のビデオクリップを模していたことも関係があるかもしれません。

それが今になって声を聞けるとは！！！感慨深いです。