
一昨年だったか、ある日突然「UFOのソースは酸っぱすぎて、UFOは焼きそばとは別の食べ物になってしまったのではないか?」と思えてしまい、その日以来UFOを食べていませんでした。食べ物を継続して食べていると、ある日突然「定量」に達して、食べられなくなることがありませんか?私はそれで食べに行かなくなったラーメン屋が何店かあります。
さてこのUFO、他のインスタントラーメンと違って、マイナーチェンジを公式的に発表します。私がUFOを好きだった時期は、「ヤキソバン」が宣伝していた、揚げ玉が添付されていた細めんの時期です。揚げ玉の油が麺に絡み、ソースの味をまろやかにしていました。
ちなみに同時期の「いか焼きそば」もこの時期が好きでした。付属していた「シーズニングスパイス」が香ばしくて、UFOにいか焼きそばに、と、最もペヤングから離れていた時期でした。
さて、時は流れ、今のUFOは太い麺です。太い麺は食べ応えがあるとかでブームのようですが、私にとってはうどんのように感じられてしまい、これまた焼きそばを感じられなる要因の一つとなっていました。しかもUFOはどんどん「スパイシー化」してゆき、これも私が遠ざかって行った理由の一つです。これはたぶん、スナック菓子ばかり食べている人を対象にしていった結果なんだろうなあ。
ところでこの東日本限定ソース味、店頭で気になったのでついつい買ってしまいました。そして今日めでたく試食となりました。
感想
東日本限定ソースとのことですが、マイルドを越えて、「これはソース味なのですか?」というほどソースの味がしません。まるで油が絡んでいるだけの麺をすすっている印象です。「油そば」の方がまだ塩気があります。 麺はノーマルUFOと同じ太麺です。
ソース焼きそばらしからぬところは、ノーマルUFOと同じ。これはカップ焼きそばとはまた違うジャンルの食べ物だと考えて食べたほうが良いでしょう。
限定UFOには、以前もしてやられましたが、今回も同様の感想です。
期間限定や個数限定品は、一時消費者の関心を惹くために行われていると聞きました。しかし、実際には「すぐに飽きられる味なので、継続して売れない」ことのほうがその原因であるように感じます。この東日本限定味も、何らかの実験のために販売されていることが見え見えですが、これはお勧めできません。
もともとUFOは、登場時のピンクレディのCMに現れていますように、箸ではなくフォークで食べるスタイルの焼きそばのようです。そのため、既存の焼きそばから離れても構わないのですが、とは言うものの離れすぎているような気がします。日清食品さん、看板商品のUFO、このままで大丈夫ですか???
Posted at 2011/04/09 21:39:15 | |
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