一昨日?の朝日新聞にて見た記事によると、蛍光色のリバイバルやあまちゃん効果で、1990年頃のファッションが流行の兆しとのことだそうです???
服の流行というのは繰り返しがありますが、厳密にはそのまま繰り返すのではなく、テイストを繰り返すので、「前の流行のまま」というのはありません。
私は、小学生の時の家庭科の教科書で、「時代と服」という挿絵から服の流行を知り、旧いドラマを見るのが好きですから、自然と周りの人の姿にも関心が向いて、時代と服飾の流行にも興味を持つようになりました。
流行の繰り返しには、以下のようなものがあります。
厚底サンダル→1972年と1999年。後者はアムラー後の流行でしたので、はっきり覚えている人も多いことでしょう。車を運転中、ブレーキペダルを踏めずに亡くなった方もいました。前者は、太陽にほえろ!第一話の聞き込みシーンで見ました。
フレアーデニム→1970年から1976年頃まで。1999年前後。前者の頃は、ローライズと組み合わされたと思います。色も水色などがありました。後者の頃は、比較的色は濃く、ローライズ度もほどほどだったかな?
茶髪→1960年代末期から1970年代初めまでと、1994年から2007年位まで?技術の進歩で、色々な色が出せるようになったようです。茶髪も茶髪という言葉も、1993年終わりに突然出てきたんですよ!なお、前年はロックバンドブームから出てきた?「メッシュ」が流行りました。無知な私は、突然変異でそういう髪の毛が出てくるものだと本気で思っていました。
チビTシャツ→1972年と1994年から。そもそもこの言葉が生まれたのが1994年かな?女性が男児用のラージサイズのTシャツを着始めたのが起源だとか?子供服特有のポップさが受けました。前者の起源はわかりませんが、そもそもTシャツが肌着だったゆえ、肌にピッタリなのが普通かもしれません。俳優の渡辺篤史さんも、そんな姿で太陽にほえろ!に出演していました。
今では、チビTシャツという言葉こそ廃れてしまいましたが、Tシャツの裾はパンツの外に出して着るのが普通になったのはこの時の流行がきっかけだと思います。
デニム類の裾を、ロングブーツの中に入れて履く方法
→1977年頃と2001年頃以降現在まで
私は、前者の流行の時期を知りません。いや、アニメのキャラクター(UFOロボ グレンダイザーの主人公、デュークフリードの後期衣装)では知っていましたが、現実の人がそうしているのは知りませんでした。「大都会パート2」の第一話で、ダンプに追われて殺されかかる女性がそうしていました。後者は、言うまでもありませんね。夏場、クロップドデニムをロールアップするなどして、足元を引き締めて履く方法とともに流行りだしました。まさに、フレアーデニムの正反対です。
さてさて、いろいろ挙げましたが、朝日新聞によると以下のものが流行る兆しがあるそうです。
「赤い口紅」→高橋みなみのシングルCDのパッケージなどを見ると、そうかもしれませんね。
「トレーナー(服)」→みなさん、街で見かけますか?私は見ませんし、トレーナーの襟から下に来ているシャツの襟を出して着る方法は、昔の小学生の服ですよね。。。
「ボディコン」→これも見たことはありません。しかし、スカートがすっかり就職活動の女性の服や喪服、パーティドレスだけになってしまった今、復活しても悪くない土壌になってきたとは思います。
「大柄なデニムのジャケット?しかも霜降り!」→原宿のタレントショップなどに来る女の子のようなイメージがあります。1986年ころまであったのでしょうか?しかし、上モノを大きく見せるスタイルがはやる兆しはないと思うのですが???
しかし、女性の黒髪もスキニーデニムも流行ると言われて5年後くらいに流行ったから、流行るのかもしれませんね。
しかし、いくらなんでも「霜降りデニム」は、流行らないだろうな~
その、1980年代末期から1990年代初めの服やファッションを象徴するCM
しかし、戦後服飾史という大局的な視野で見ると、1980年代末期から1990年代初めの「太眉」、「肩を強調した逆三角形スタイル」は、とても特異なので、再燃はしないと思うのです。
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現行スカライン発売時に催された、各時代のスカイラインとファッションのショー。ちょっと時代考証が違うような気がしますが、まあ、遊びですから。
アムラー風や藤原紀香調もいますが、この時代の元気な感じが好きです。
Posted at 2013/11/06 00:11:56 | |
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ファッション | 日記