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2014年10月16日 イイね!

「ファーストクラス2」第一話に、「作風の微妙な変化は感じるものだ」と思う

 「ファーストクラス」は、登場人物たちの心の声が、テレビの副音声であるかのように聞こえることが特徴のドラマでした。主人公の「吉成ちなみ」が、女性誌の編集部でのし上がる物語でした。

深夜枠であるにも関わらず高視聴率を記録し、春期にシリーズ1が終了、秋期ドラマとして早くも復活するのでした。時間帯を水曜日の10時台に移し、脚本家を変更、登場人物を一新、ないしは、追加しています。作品の舞台も、女性誌編集部からアパレル企業へと移っています。

 スタッフ、特に脚本家の変更は、作風の変化を感じます。「1」は、渡辺千穂さんという、女性と会社もの作品には、良し悪しは別として定評がある方でした。「2」は、及川博則さんという方が書いていらっしゃいます。

私はこの方を存じ上げないのですが、前回の特色であった「心の声のセリフ」が多用されすぎて、聞きづらく、また、話の流れが読みづらく、さらに話の進み方が遅いように感じられます。それでいて、描写が丁寧でもなければ深みもない、ということで、少々シーンに無駄が多いように思います。また、セリフや物語の展開に工夫がなく、ただダラダラと話が進行しているだけのように感じます。

「1」の特色が「登場人物の心の声」であっただけに、「2」でこの部分を強化する策には、間違いはありません。しかし、余りに多用すると見ている側はさもしい気分になってしまいます。登場人物の一人くらい、ばか正直で他人を信用しきっている人物や、争いに参加しない「マジンガーZのボス、ヌケ、ムチャ」のようなギャグメーカーが居ても良いように思います。

また、少々登場人物が多くなっていることも気がかりです。ただでさえセリフのより分けが怪しくなっている作品だけに、物語がまとまらなくなるのではないか、と思っています。なお、既に1話の時点でその辺が怪しくなっていました。

 同じような失敗は、かつて「グレートマジンガー」でありました。「マジンガーZ」では、幹部が「あしゅら男爵」、「ブロッケン伯爵」、「ピグマン子爵」、友軍として「ゴーゴン大公」があったことが好評でした。これを受けて、グレートマジンガーの敵役は、帝王の下に二つの軍隊、10人の敵を作ってしまいました。この結果、敵の描写が安定しなくなってしまいました。途中、敵役の描写を整理するテコ入れが行われたほどです。

 ヒット作のシリーズ2は、前作の成功点をそのまま受け継ぐと視聴者に飽きられ、方針を誤ると視聴者に見捨てられ、なかなか難しいものです。私は「心の声セリフはやや数を減らし、もっと登場人物の背景を描く」作品になれば、また違った面が評価されるのではないか、と思っています。

現在のフジテレビは、そんなことをしないでしょうから、きっと「心の声を拡大、さらに女の争いも激しく」するでしょうが、私には見ている人の心が折れ、脱落する人がたくさん出てくるのではないか、と思うのです。
Posted at 2014/10/16 23:34:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2014年10月15日 イイね!

「信長協奏曲」第一話に挫折す

 私は、もとより「歴史物語」が好きではありません。史実を元に、面白おかしく、あるいは感動的に脚色する作風が好きではなく、唯一認めたのは1980年代末に日本テレビ系で年末に放送された、ユニオン映画作歴史5作(忠臣蔵、白虎隊、田原坂、五稜郭、奇兵隊、勝海舟、源義経、風林火山)だけです。

そもそも、歴史ものを語る人につきものの「どの時代が好き?」にも辟易しています。時代は連続しているものですし、あるとき途中から描くというのも変な話です。そんなことから、歴史はなるべく史実に近く描くことを良しとし、最高傑作は1983年日本テレビ制作「まんが日本史」としています。

 さて、この作品ですが、現代に生きる少年(?)が戦国時代にタイムスリップ、病弱だった本当の信長に代わって活躍する、という物語です。

主人公は漫画の中の現代っ子らしく、言葉遣いがどうにも馴染めません。もう少し自分の運命との葛藤が描かれたら違う印象になったのかもしれません。しかし、すぐに納得してしまう描写の浅さを感じてしまったため、見続けられなくなってしまいました。もっと「鋼鉄ジーグ」における、サイボーグ化されてしまっていた「司馬宙」のように、心の葛藤シーンがあったら良かったのですが、残念です。

それに拍車をかけたのが、正室役である柴咲コウとの痴話喧嘩シーンです。柴咲コウといえば、たしかに元祖(?)ツンデレなのですが、現代劇だったらまだわかるものの、歴史ものでそれをされるとちょっと冷めるのです。

 全体的にストーリーの一貫性が薄く、主人公の演技も苦手、ツンデレシーンに辟易したとことで挫折を決意するのでした。いくらドラマを見る習慣が育っていない若者を呼び寄せようとしても、ドラマ作りの基本は忘れないでください。
Posted at 2014/10/17 00:16:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2014年10月14日 イイね!

「素敵な選TAXI」第一話に挫折す

「素敵な選TAXI」第一話に挫折す 人生における岐路を誤ったと思ったとき、記憶をそのままにその岐路まで戻れたら良いな、と誰もが思うものです。私も最近ありましたね~。

さて、その題材で以前(1990年代半ば?)に、「ifもしも」という作品がありました。「世にも奇妙な物語」が休みの期間に放送する作品で、ストーリーテラーはタモリのままでした。けっこう佳作があったものの、1回しか放送されなかったんじゃないかな?選択肢を選んでやり直す際に、どうしても冗長な展開になってしまった感がありました。

 そしてこの作品も、同じように選択ものとなっております。「if」と異なるのは、選択肢が複数回あること、選択肢に戻る際にタクシー(クジラクラウン後期モデル。趣味の悪いカスタマイズがなされていて、非常に残念な状態になってしまっている。これでまた一台の旧車が消えた。。。)に乗り、運転手である竹野内豊と対話をするシーンがあります。

 率直に言って、第一話の出演者は小西真奈美を除いて滑舌が悪すぎます。竹野内豊って、こんなにセリフが通りませんでしたっけ?安田顕とかいう人も、もごもごとした言い回しで、セリフを聞いていると眠くなってしまいます。

そもそも、ストーリー展開が冗長そのものです。この作品を通じてどんなことを訴えたいのかが全く不明です。おもしろさも奇妙さも感動もありません。ただただ1時間強が過ぎたたけでした。うーん、この辺は関西テレビ制作枠故のことなのか??

バカリズムとかいうお笑い?の人が脚本を書いているとのことです。お笑い系の人は、時に「結末を決めてから、それに合わせて途中の展開を都合良く決める」ことをしがちです。この作品は終始このご都合主義でストーリーが展開され、「普通の人の普通の行動」とは思えませんでした。

そんな不自然かつ冗長な展開、そして脚本家固定という点から改善は見込めず、この作品は挫折することにしました。
Posted at 2014/10/14 23:24:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2014年10月13日 イイね!

「ごめんね青春」第一話を、3分間で挫折す

 この作品は、プロデューサーが「磯山晶」という、個人的ジャニーズオタクと思われる人が担当していること、あらかじめ「深みは描かない」と宣言していることなどから、予選落ちにしておりました。

ところが、自動録画装置の関係で録画されており、見てみることにしました。


 場面設定を説明する映像とナレーションが続きました。こんなことは劇中の描写で、観覧者側で読み取れるのですが、その読み取りができない人が増えているようです。本当は、もっと衝撃的な展開で観覧者を引き込まなければ飽きられてしまいます。

はい、出演者の一人「満島ひかり」が出てきて矢継ぎ早に(せっかちに)問い詰めるシーンにイライラし、挫折してしまいました。満島ひかりさん、市原悦子さんと同様に、喋り方が男性のカンに触ると思いますよ。映画や演劇筋では評価が高いようですが、普通の人が観るテレビでは、関係者筋の都合は関係ありません。

おそらく、プロデューサーの性格上、期間中にストーリーや演出を大きく変えることはないでしょう。さっさと挫折することにしました。
Posted at 2014/10/13 15:04:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2014年10月13日 イイね!

「ドクターX・外科医 大門未知子」第一話に挫折す

「ドクターX・外科医 大門未知子」第一話に挫折す このドラマ、第一シリーズは見ていませんでした。なぜならば、テレビ朝日制作であることと、米倉涼子主演だからです。テレビ朝日の作品は、どこか作りが安っぽく、人物の内面を映し出すことに至っていないこと、米倉涼子は大根役者である、ということがその理由です。

 大根役者の取り扱いというのは面倒だったそうで、今に始まったわけではありません。最近ですと藤原紀香主演の「ギネ」では、セリフの数を減らして「無口で腕が立つ女医」にしたことがあります。

この作品も同様で、米倉涼子演じる大門未知子は、「絶対に失敗しない医師であり、医術以外のことには無関心。しゃべり、すなわちセリフは、かつてのギャル系女子高校生そのものの口の悪さにて、態度の悪さ、旧い若者言葉としています。

まさに「医術オタク」とでもいう姿勢で、人間的な大きさを感じさせる面は一切ありません。

 ドラマ内部の状況と基本的姿勢は、医局内の争いややり取りがあり、その中で大門未知子が持ち前の横柄さで引っ掻き回す、というものです。

劇中での米倉涼子は、思い思いのファッションに身を包み、肉を喰らい、大根のまま演じられる役を得て、周囲の俳優を引っ掻き回す、そんな状態にあります。

 なんともまあ、これは米倉涼子目当ての男性需要、周囲の男をバカにする米倉涼子を見て仕事の鬱憤を晴らす女性需要、医局の事情を見てなんとなく仕事ものドラマを見て賢くなったような気持ちになる中年男性需要、そんなところが視聴率の上では成功した理由でしょうね~。

 医療ものの醍醐味は、患者の事情と仕事として取り組む医師、そして人間としての悩みに苛まれる主人公の気持ちを描くところにあります。

しかしまあ、ひどい作品です。内容が薄い上に出演者の満足シーンを見せる作品、こんな作品を見て「面白い」などと言っていると、「ああ、中身のない人なんだな」と思われちゃいますよ。こういう作品ばかりがテレビを飾るようになるのなら、私は喜んで地上波ドラマを見るのをやめます。
Posted at 2014/10/13 14:43:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ

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何シテル?   08/30 17:23
小さい頃、トラック野郎を見てトラックが好きになりました。その後「太陽にほえろ!」のカーアクションを見て、乗用車も好きになりました。カーグラフィックTVや新車情報...
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